エナミー「モンキーズは鈍くなった」

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ジ・エネミーのズバズバものを言う辛口フロントマン、トム・クラークが、アークティック・モンキーズについて語った。彼らの1stアルバムは大好きだったものの、2ndでは切れがなくなったと感じているそうだ。

クラークはXFMにこう話している。「“Bet You Look Good On The Dancefloor”のビデオを見たとき、“ワーキング・クラス出身で、本気でプレイしてる連中が出てきた……。サイコーだ”って思ったよ。でも、2nd聴いたときはひどくガッカリした。鈍くなったからな」

「彼らのことはものすごくリスペクトしてるよ。ものすごい成功したバンドだと思ってる。でも、(2nd)のサウンドやマスコミに出てる彼らのパーソナリティーはダサい」

アークティック・モンキーズはNMEアワーズで最多の7部門にノミネートされているが、クラークはそれについてもきついひと言を。「勝つだろうよ。彼らはいつだってそうだし、何にだってノミネートされるんだから。その価値があるかどうかは、別問題だけどな」

辛口のクラークだが、NMEアワーズで最優秀アルバム部門を競うことになるクラクソンズのことは気に入っている。「アルバム部門では、去年の俺のお気に入りアルバムの1つと戦うことになる。クラクソンズだ。いい曲がいっぱいだよ。俺があの作品を好きだなんて、みんな想像できないみたいだけど、あれは確かにいいアルバムだ」

ジ・エナミーは先日、そのクラクソンズを破り、新人アーティストに贈られるXFMの<New Music Awards>を受賞。NMEアワーズでは新人賞、最優秀アルバム賞の2部門でノミネートされている。

Ako Suzuki, London
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