第50回グラミー賞、エイミー旋風吹き荒れる

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第50回グラミー賞が全て発表になった。節目の第50回となった2008年の目玉となったのは驚異の新人女性シンガー、エイミー・ワインハウス。主要4部門全てを含む6部門にノミネーションされ、受賞前から話題騒然だったエイミーだが、主要3部門含む5冠を獲得、最多の受賞となった。

▲エイミー・ワインハウス
<Song Of The Year(最優秀楽曲賞)>
 「Rehab(リハブ)」
<Record Of The Year(最優秀レコード賞)>
 「Rehab(リハブ)」
<Best New Artist(最優秀新人賞)>
<Best Female Pop Album(最優秀女性ポップ・アルバム)>
 「Back To Black(バック・トゥ・ブラック)」
<Best Female Pop Performance(最優秀女性・ポップ・パフォーマンス)>
 「Back To Black(バック・トゥ・ブラック)」

なおエイミーは、ロンドンから衛星中継でグラミー賞にパフォーマンス参加。今回の受賞対象となっているアルバム『バック・トゥ・ブラック』から「ユー・ノウ・アイム・ノー・グッド」~「リハブ」の素晴らしいメドレーを披露した。新人のために海外からの衛星中継を行なうこと自体が異例の処置でもあり、いかにエイミーへの注目度が高かったかが伺え知れるというもの。エイミ―は中継で“ここにいられて本当に嬉しい”とコメントした。

▲カニエ・ウェスト
一方最多8部門でノミネーションされた米ラップ・アーティスト、カニエ・ウェストは以下の4部門の獲得となった。
<Best Rap Album(ベスト・ラップ・アルバム)>
 「Graduation(グラデュエーション)」
<Best Rap Solo Performance(ベスト・ラップ・ソロ・パフォーマンス)>
 「Stronger(ストロンガー)」
<Best Rap Performance By Duo or Group(ベスト・ラップ・パフォーマンス・ソロ以外)>
 「Southside(サウスサイド)」
<Best Rap Song(ベスト・ラップ・ソング)>
 「Good Life(グッド・ライフ)」

なお、最優秀アルバム賞はハービー・ハンコックの手中に! ベスト・ハードロック・パフォーマンスとベスト・ロック・アルバムの2部門で大賞を受賞したフー・ファイターズは、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズの指揮によるストリングス・オーケストラと「ザ・プリテンダー」を美メロバージョンで贈るという、魅了のパフォーマンスを見せ付けてくれた。
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