ノラ・ジョーンズ主演映画は、ノラの旅がモチーフ

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ノラ・ジョーンズ初主演となる、ウォン・カーウァイ監督最新作の映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』は、本年度第60回カンヌ国際映画祭にてオープニングを飾った話題作で、2008年3月22日にいよいよ日本上陸となる。2月14日のバレンタインデーに、映画公開に先立ちウォン・カーウァイ監督来日を記念し、カップル限定の特別試写会が行なわれた。

舞台挨拶に現れたウォン・カーウァイ監督は、ネクタイと靴下をブルーベリー・カラーで合わせるというオシャレなコーディネイト。そこにゲストとして菊地凛子が登場し、直径1mの巨大ブルーベリー・パイを監督にプレゼントするという粋な演出で会場を和ませた。

監督は、初主演を果たしたノラ・ジョーンズに対し「ノラ・ジョーンズは本当にすばらしい才能を持った女性だと思う」とコメント。音楽での参加を相談しているうちにノラ・ジョーンズ本人に主演してほしいという気持ちになり、旅に出ているアーティストとしてのノラ・ジョーンズのスタイルから、“旅”をテーマとしたラヴ・ストーリーを考えた」と、映画のストーリーの理由も語った。

そんな映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の、オリジナル・サウンド・トラックが2月14日にリリースとなった。映画公開に先駆けてのサントラ発売、実は、この作品自体サントラというよりも、ひとつの作品として非常に高い完成度と素晴らしい内容を持っている。

ノラ・ジョーンズの未発表曲「ザ・ストーリー/The Story」は、ウォン・カーウァイとの撮影を通しての全体験を織り交ぜた書き下ろしの新曲。初めて挑戦する女優業(“どう始めていいのか分からない”)と、その場で即興的に書き綴ってゆくカーウァイ監督の有名な脚本スタイル(“物語がどう終わるのか知らない”)に対する、ノラの不安感を映し出した曲だ。他、キャット・パワー、オーティス・レディング、ルース・ブラウン、メイヴィス・ステイプルズ、エイモス・リー、カサンドラ・ウィルソンの曲、そしてライ・クーダーによるスコアの一部が収録されており、上質な音楽がずらりと顔をのぞかせている。

現在ノラ・ジョーンズ公式サイトでは、映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」の特別映像が公開されている。映画の映像の他にノラ・ジョーンズへのインタビューもアップされているので、お見逃しなく。

◆ノラ・ジョーンズ公式サイト
http://emij.jp/norah/ (PC・携帯)
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