エイミー・ワインハウス、日英米で話題を独占

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更正施設へ行くことを拒否したことを題材にした「リハブ」が全世界で大ヒット、2月10日ではイギリス人の新人女性アーティストとしては初めてとなる主要3部門を含む5冠を達成したエイミー・ワインハウス。

グラミー賞2週間前、自ら更正施設入りを決断し周囲を驚かせたエイミーだが、現在も完全復活を果たすべく施設で治療中。そのような状況下にもかかわらず、エイミーは本国イギリス、アメリカ、日本でも話題の中心だ。

『バック・トゥ・ブラック』はグラミー受賞後、日本でも飛躍的なセールス・アップを遂げたが、3月1日付全米アルバム・チャートにおいても24位から2位へのロケット並の急上昇を見せている。アルバム・リリースから約1年後、それまでの最高位6位を2位に更新するという快挙。グラミー5冠効果で奇跡の1位を獲得するのか、それとも2週連続1位を記録しているジャック・ジョンソンが3週連続を勝ち得るのか、全米アルバム・チャートに熱いまなざしが注がれている状況だ。

そんなエイミーだが、大方の予想を裏切って…と言っていいのか、2月20日のブリット・アワーズにも登場し、マーク・ロンソンの最優秀イギリス人男性ソロ・アーティスト受賞に華を添え、大勢のアーティストとオーディエンスの前で彼女のヴォーカリストとしての才能を改めて証明してみせた。

マーク・ロンソンは、注目の新人アデルとダニエル・メリウェザーとステージで共演していたが、その直後にエイミーがステージ裏から飛び出し、マークと「ヴァレリー」を披露。会場にいた全ての人にとってビッグ・サプライズとなったそのパフォーマンスは、素晴らしい共演のメドレーの中でも最も素晴らしい瞬間と言えるものになった。

赤のビスチェと豹柄のミニ・スカートで登場したエイミーは、グラミー賞授賞式後再びリハビリ施設に戻って治療に専念していたことで、久し振りのパフォーマンスだったはず。にもかかわらず、曲の始まりでの速いテンポを瞬時に掴み本領を発揮。あっと言う間に会場に火を付け、観衆を釘付けにした。「エイミーはスカート無しでも良かったんじゃない?」との意見があったが、これはパフォーマンス中にミニ・スカートをたぐし上げ続け、もはやスカートとは言えない位い短くなっていた様子を語ったもの。それだけパフォーマンスに気が入っていたということか…。

2007年のブリット・アワーズで最優秀女性ソロ・アーティストを受賞したエイミー・ワインハウスは、このパフォーマンスで“2008年のブリット・アワーズの女王”との賞賛を受け、2年連続で話題を独占することになった。
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