2008年エレクトロ・シーンの大本命、ザ・ウィップ

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ナイロン・パイロンというバンドで活動していたブルースとダニーが中心となって結成した、英国マンチェスター出身の4ピース・ロック・バンド、それがザ・ウィップだ。

フランスのデザイン集団Kitsuneのコンピレーションに「トラッシュ」と「ダイヴボム」が立て続けに収録され、ロック・ファンのみならずクラブ・ミュージック・ファンやファッション・ピープルからも注目を集めることとなった彼らは、英NME誌からも「ダンス・ミュージック・シーンにとって、ジェームス・マーフィー以来の衝撃だ」と好評価を受け、大きな注目を集めているニューカマーのひとつ。

日本デビュー前にも関わらず、フジロック07に出演を果たし、レッド・マーキー最終日の夜をダンス・フロアーへと変えてしまうほどの圧倒的な存在感でオーディエンスを沸かしたのも記憶に新しい。

ファットボーイ・スリム主宰のSouthern Friedレーベルとアーティスト契約を果たした彼らは、2007年12月にシングル「シスター・サイアム」を引っさげ来日、東京での単独公演を成功させた。

3月23日にリリースされる初のアルバム『X Marks Destination』は、アークティック・モンキーズやカサビアンを手がけたJim Abbissをプロデューサーに迎え制作された。ファン待望のデビュー・アルバムとして、これまでライヴやコンピレーションで披露されてきた数々のナンバーが、Jim Abbissの手にかかりヴァージョン・アップされており、80'sニュー・ウェイヴ・バンドからの影響を感じさせながらも、ダンス・ミュージックのグルーヴは忘れない21世紀のマンチェスター・サウンドが完成している。

なお、DVDにはシミアン・モバイル・ディスコとのライヴ・ツアーから、2008年2月地元マンチェスターでのライヴ映像が収録されている。
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