絢香、世界中の子ども達の“笑顔”を祈って

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2008年2月29日(金)、絢香初となる主催イベント<POWER OF MUSIC>が、日本武道館にて行なわれた。POWER OF MUSICとは、“世界中の子どもたちの笑顔のために”というキーワードを持つ、絢香がリスペクトして止まないアーティストとの夢のコラボレーション企画だ。

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子どもの明るい笑顔は何にも代えられない輝かしき財産。しかし、世界の多くの場所で笑顔が子どもたちの顔から消えてしまうことがある。そんな世界の現状を何とかしたいと、“音楽の持つパワーで、世界を変えることができる”と信じる絢香が、JANIC(国際協力NGOセンター※)の協力を得て行なわれたコンサートが<POWER OF MUSIC>だ。会場となった武道館のまわりには、今の世界の現状をつたえるブースがおかれ、まず知ることから始めようという気持ちが込められていた。

<POWER OF MUSIC>のために絢香がオファーをし、快く快諾してくれたアーティストが7組。大橋卓弥(fromスキマスイッチ)、GAKU-MC、コブクロ、塩谷哲(シオノヤサトル)、平原綾香、広沢タダシ、若旦那(from湘南乃風)の面々が武道館に結集することになった。

ライヴ前の心境と意気込みはこうだ。

「緊張してます。だけど、その100倍楽しみです。会場で生まれた力をキャッチしてみんなを信じて全力で歌います。今日がスタートです。来てくれた皆さんにとって何かのスタートになればな、という思いで歌います。」──絢香

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平原綾香とのコーナーでは、
絢香「(平原綾香さん)の空気感が好き。」
平原「イライラしない?」
絢香「全然大丈夫!」
そんなやり取りで観客を笑わせながら、「Jupiter」「I believe」などお互いの楽曲をコラボレーションして披露。

2007年のイベント<てるてるいのち>でも共演を果たした若旦那(from湘南乃風)とは、AIDSチャリティProjectとしてもリリースされている「生まれ来る子供たちのために」、てるてるbabysとしてリリースされた「キセキ」などを披露。「若い人を動かすには、このイベントに行くとかっこいいと思われるイベントにしないと」と語る若旦那。「まず知ることからはじめてほしい!」と2人でメッセージを届けた。

大橋卓也(from スキマスイッチ)とピアニストの塩谷哲の3人では、ビートルズのカヴァー曲「Lady Madonna」、そして名曲「三日月」を披露、そして最後のアーティストとして紹介されたコブクロとのコラボでは、Cube Loves Musicの第一弾として発表された絢香×コブクロの「WINDING ROAD」を披露。

また、参加したくても都合により参加できなかったAI、森山良子、TERU&TAKURO(from GLAY)からのメッセージも紹介。大盛り上がりの中、参加アーティスト全員で、イベントタイトルともなっている<POWER OF MUSIC>が披露され、アンコールを含む全20曲で<POWER OF MUSIC>は幕を閉じた。

絢香は、3月5日に「手をつなごう / 愛を歌おう」という楽曲をリリースする。<POWER OF MUSIC>でも披露されたこの曲に、「手を取り合って前に歩いていこう。手をつなぐあたたかさを届けたいなと思いました。これはこのイベントにも共通することだと思います。」と、新曲へも音楽のパワーを込めたという彼女のまっすぐな思いが語られた。

“笑顔が子どもたちの顔から消えてしまうその現実…まずは知ることからはじめてほしい。音楽の力で世界を変えることができる”…そんな音楽のパワーを存分に感じられる素晴らしいイベントとなった。この想いが少しでもいろいろな力に変わっていくことを祈りたい。

※国際協力NGOセンター(JANIC)
共に生きる地球市民社会を目指し、1987年10月に国際協力NGOのリーダーたちによって設立されたネットワーク型の市民団体。NGOを支援するNGOとして、今では日本の主要な国際協力NGO団体のほとんどが加入する、日本有数のネットワーク型NGO。http://www.janic.org/
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