真の女王は誰だ? 世界のディーヴァに戦い勃発

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ここのところ、“歌姫だ”“ディーヴァだ”と騒がれ、その言葉が安易に使われる傾向に辟易している音楽ファンも多いのではないだろうか。我々メディア側の安直で軽率な表現に問題があることゆえ、自戒の念を持って、言葉を紡いでいきたいと感じるところである。

そんな前置きをしながらも、ディーヴァという言葉の使いどころに直面すれば、やはりその単語が口を突く。まして世界の歌姫が奇しくも同日にガチンコ発売となれば、ディーヴァの戦いと言わざるを得ない。

選りすぐりの世界的ディーヴァ3人…セリーヌ・ディオン、ジャネット、サラ・ブライトマンのアルバムが、ここ日本で2月27日に一斉発売された。

ポップ界のディーヴァ、セリーヌ・ディオンはベスト・アルバムを発売。R&B界のディーヴァ、ジャネットはデフ・ジャム移籍第1弾の新作をリリース。そして、クラシック界のディーヴァ、サラ・ブライトマンは約5年ぶりとなった一大コンセプトアルバムを発表したのである。

世界を代表する女性シンガー達が同日一斉にリリースしたケースは珍しく、レコード会社各社、TVスポットを大量投下するなど、それぞれに熱いプロモーションが展開されている。とはいえ、もちろんそれぞれに立ち位置が違い、スタンスも違い、そしてフィールドも全く違う3人。売り上げ数字で語るアーティストではないことは周知のことだが、世界の最先端を最高の品質でアウトプットするシンガー達の競演…、サラのビエラCMよろしく、まさしくシンガーというアスリートによるオリンピックのような2月27日となった。

ここであらためて、3人のディーヴァを簡単にご紹介しておこう。

●セリーヌ・ディオン (http://www.celinedion.jp/
映画『タイタニック』の主題歌は全英・全米No.1。世界で最も有名な“ザ・ラヴ・ソング・ディーヴァ”。auのCMで伊藤由奈とコラボしている「あなたがいる限り」が大ヒット中。
◆「Taking Chances」PV
 ┗ https://www.barks.jp/watch/?id=1000020212

●ジャネット (http://janetjackson.jp/
世界のR&Bシーンのトップに君臨し続ける“ザ・R&Bディーヴァ”。最近、ルックスも華麗なる変身を遂げ、世間をあっと言わせた最新シングル「フィードバック」が話題沸騰中。
◆「ソー・エクサイティッド」PV(旧作)
 ┗ https://www.barks.jp/watch/?id=1000016091

●サラ・ブライトマン (http://st-co.jp/sarah/
“世界でいちばん美しい歌がある”で人気の“ザ・クラシカル・ディーヴァ”。2006年にリリースされたベスト盤が世界的に大ヒットしたのは記憶に新しい。パナソニックVIERAのCMソング「ランニング ~ジュピター 栄光の輝き」が大ヒット中。
◆『神々のシンフォニー』 ダイジェスト
 ┗ https://www.barks.jp/watch/?id=1000021133

それぞれが各々で頂点を極めてきたトップ中のトップだが、偶然にも発売日が一緒になってしまったという、期せずして日本で起こってしまったディーヴァの戦い。種目の違う競技が同一タイミングでスタートを切ったというだけなのだが、スーパー・スター同士の戦いゆえに、その成績の行方も気になるところ。

熱きディーヴァの戦い、誰を応援します?
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