カート・コバーン、ID詐欺で大損害?

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ニルヴァーナの故カート・コバーンのIDが不正に使用され、遺族は7,200万ドル(約73億円)もの損害を被っているそうだ。'94年に亡くなったカートが、昨年、家を購入したことになっているらしい。

カートの未亡人コートニー・ラブは『The Sun』紙でこう明かしている。「'03年から何かされてるのは、わかってるのよ。詐欺、詐欺、詐欺よ。でも、誰も今まで信じてくれなかった。彼(カート)の社会保障番号を調べたの。そしたら、ニュージャージーに家を買ったことになってたわ。去年買ったっていうのよ。一体どういうことなのか、知りたいわね。これが事実だっていうなら、カートにはうちに戻ってきてもらわなきゃ」

同紙によると、詐欺師は家だけでなく、188枚のクレジット・カードを作り車なども購入しているという。コートニーは先週、7,200万ドル紛失しているという会計士からの証拠を警察へ提出したそうだ。

これだけの金額が行方不明になっていて、なぜすぐに気づかなかったのかとの疑問もわくが、カートの遺産は毎年およそ4,000万ドル(約40億円)ずつ増え続けており、その大半は娘のフランシス・ビーンの信託財産へとまわされている。これだけ莫大な遺産を持つと、73億円ぐらいの不明金は目立たないのかもしれない。

犯人の目星をつけているらしいコートニーはこう怒りを表している。「誰だかわかってるのよ。子供のお金や将来を盗むなんて、本当にサイテー」

Ako Suzuki, London
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