フォール・アウト・ボーイ、自殺未遂を語る

ポスト
2007年、音楽誌のインタヴューで躁うつ病に苦しんでいることを告白したフォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツが、数年前に起こした自殺未遂について語った。

彼はMTVネットワークの大学生向けチャンネルmtvUでこう明かしている。「車の中にいたんだ。ベスト・バイ(大型電気店)の駐車場でジェフ・バックリィがカヴァーしたレナード・コーエンの“Hallelujah”を聴きながら、山ほどのアティヴァン(向精神薬の一種)を飲んだ」

「薬で頭がどうにかなりながら、マネージャーに電話したんだ。彼と話してても、ろれつが回ってなかった。それで、彼は俺のおふくろに電話して、彼女から俺のほうへ電話がかかってきた。おふくろはすぐに駆けつけてくれて、一緒に病院へ行ったんだよ」

10年前から向精神薬を服用しているというウェンツは、メジャー・レーベルからの初リリースとなった『From Under The Cork Tree』('05年)をレコーディング中、プレッシャーに耐え切れず自殺を試みたことがある。今回の告白はそのときのことだろう。この出来事は、同アルバムに収録されている「7 Minutes In Heaven (Atavan Halen)」という曲で歌われている。

ウェンツは、学生の自殺を防ごうとJed Foundationが行なう<Half Of Us>キャンペーンを支援しており、自身の経験を語ることにしたという。彼は、同じ悩みを抱える若者に専門家の助けを求めるようアドバイスしている。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報