ストーンズ、禁断の地でのライヴが許される

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'64年に行なったギグがカオスと化して以来、ブラックプールでの公演が禁じられたいたローリング・ストーンズだが、44年ぶりに禁制が解かれた。'64年のギグでは会場のシャンデリアや椅子が破壊され、50人もの人々が病院に運び込まれたといわれている。ブラックプール市議会はこれ以降、市内でストーンズがプレイするのを禁じてきた。

彼らが戻って来たいかどうかは別として、市議会の責任者は「彼らがまたここでプレイしてくれたら、“サティスファクション”だ」と地元の新聞『Blackpool Gazette』に話している。市内にストーンズのコンサートを開催できるほど大きな会場がないのが懸念されるが、次のUKツアーで40数年ぶりのブラックプール・カンバックがあるかもしれない。

一方、間もなくストーンズのドキュメンタリー/ライヴ映画『Shine A Light』が封切られるが、ドラムのチャーリー・ワッツは同作品について「見ちゃいられなかった」と感想を述べている。悪い意味ではない。自分の若き日の姿/発言を見るのが気恥ずかしかったらしい。彼はBBC 6ミュージックにこう話している。「スコセッシ監督は、フラッシュバックを使ったんだが、それには閉口した。40年前の自分が何かバカなこと言ってるんだ。見ちゃいられなかったよ!」「(映画が上映されたベルリン映画祭で)僕らは1番前に陣取ってた。だから、立ち上がって会場を後にするわけには行かなくてさ。最後までその場にいたけど、途中で“もう、十分だ”って思ったよ」

Ako Suzuki, London
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