ヒースロー空港混乱、ミュージシャンへの影響

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先週(3月27日)英ヒースロー空港に新しく5つ目のターミナルがオープンしたが、英国らしく(?)ことはスムーズに運ばず、数日間混乱をきわめた。手荷物の処理システムが正常に機能せず、数多くのフライトがキャンセルされたり荷物が紛失するなどトラブルが相次いだが、その影響をもろに受けたミュージシャンもいたそうだ。

カルヴィン・ハリスは、たった1枚しかない新作を収めたノートPCが紛失してしまったという。数ヶ月を費やした大作が消えてしまいカンカンの彼は、『The Sun』紙にこう話している。「ギグがあってマイアミに行ったんだ。そしたら、ターミナル5のご親切な人たち/ロボットが、俺たちの荷物全部無くしちまいやがった。曲が入ったハードディスクまでな」「俺はこの2日間、歩き回ってる。あいつら/ロボットの責任者に会って火をつけるまで続けてやる。そしたら、気が収まるぜ!」

日本公演から戻ったピジョン・ディテクティヴズも、被害にあったそうだ。彼らは荷物だけでなく音楽器材全てが無くなってしまったという。彼らは今週末、オーストラリアでパフォーマンス予定。現在、必死で代替を探しているところだという。

オープン1週間後のいま、混乱は収まりつつあるものの、いまだキャンセルされるフライトも少なくない。BAのサイトによると、4月3日は396便のうち32便がキャンセルされたという。

Ako Suzuki, London
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