Ne-Yo、スタイリッシュに新作をアピール

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既に噂となっていたNe-Yoの3rdアルバムだが、遂に6月18日に発売が決定した。日本先行発売となるこの最新作、タイトルは『イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン』(仮)。ヒップホップの影響を受けすぎて、カッコウもどっちがどっちだかわからなくなってしまっているR&Bに、“ジェントルマン”を取り戻したいんだという、Ne-Yo本人の想いが詰まったタイトルだ。

「前2作でR&Bにメロディーを取り戻すことが出来た。今度はR&Bに“美しさ”を取り戻したいと思っているよ」──Ne-Yo

磨いた靴、アイロンをかけたシャツにジャケットを着てステージに立っていたかつてのソウル、R&Bのスター…ザ・テンプテーションズやナット・キング・コールなどの“紳士”気質を取り戻したいとのことだ。


photo by YOSHIKA HORITA

そんなNe-Yo、<Springroove'08>出演のため来日し、その足でオープンしたばかりの赤坂BLITZにも現れ、4月1日に東京公演を行なった。開演時間を過ぎて間もなく、女子中心に埋め尽くされた赤坂BLITZに流れたのは、必殺バラード「ソー・シック」のイントロ。初っ端から会場は一気にクライマックスへ突入だ。

▲1stシングルとして選ばれたダンサブルなトラック「クローサー」は、4月16日から着うた配信開始。
以前のTシャツにジーンズというスタイルから、ジャケットにシャツを少し着崩し若干大人びたスタイルへと変貌を遂げており、まさにそのスタイルは、彼の新作のテーマである“ジェントルマン”を体現したもの。その上で、セクシーな歌唱とはギャップのある人懐っこい笑顔、そして彼の大好きなマイケル・ジャクソンを彷彿させるステップは相変わらずという、女子気絶光線は以前に増してパワーアップしている。

2曲目はUtadaのフィーチャリングでも話題となったバラード「ドゥ・ユー」。哀愁を帯びたメロディと完璧な歌唱に会場は完全にクラクラ。今回のNe-Yo公演は初のバンド編成で構成され音に厚みが増し、またNe-Yo自身もバンドとのグルーヴを楽しんでいる様子でご満悦。特にアコースティック・ギターによる美しいナンバー「ゴー・オン・ガール」の評判は格別で、生音による魅力が溢れかえっていた。

新旧アルバムの人気楽曲をバランス良く取り混ぜ、歯切れ良くステージを盛り上げていくNe-Yoのショウマン・シップは、自然にオーディエンスを手中に引き込んでいく。バンドのジャミングなども混じえながら、Ne-Yoの人気を決定的なものにした「ビコーズ・オブ・ユー」で本編は終了した。

当然の如くもっと欲しがるオーディエンスに応え、再登場数曲を披露したところで聴きなれない曲が…そう、ウワサの新曲「クローサー」だ。Ne-Yoがパフォーマンスするのではなく、「クローサー」をアウトロとして流しながらライヴ終了というニクい演出で、「クローサー」の期待値を大きく上げたまま、Ne-Yoはステージから去っていった。

日本先行6月18日発売の『イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン』(仮)からの1stシングルとなる「クローサー」は、着うたとして4月16日から超先行販売となる。
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