ポーティスヘッド、11年ぶりの新作を語る

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間もなく3枚目のスタジオ・アルバム『Third』を発表するポーティスヘッドのメンバーが、10年にもおよぶ活動休止期間、および新作について語った。彼らが新作をリリースするのは'97年の『Portishead』以来、11年ぶりとなる。

'91年にブリストルで結成されたポーティスヘッドは、'94年にリリースしたデビュー・アルバム『Dummy』でマーキュリー・アワーズを受賞し、瞬く間にトリップホップの旗手、およびカルト・バンドとしての地位を確立。その後リリースされた2ndアルバム『Portishead』でさらに知名度を高め、フェスティヴァルのヘッドライナーを務めるまでに成長した。

しかし、この成功はバンドにとって重荷になってしまったようだ。メンバーのエイドリアン・アトリー(G)はBBCにこう話している。「ダークな時期だった。“よし、次のアルバムを作ろう”なんて感じじゃなかった。僕たち、本当に疲れ果ててしまっていたよ」それに加え、アトリー、およびジェフ・バーロウ(マルチ・インストゥルメンタリスト)の結婚生活が終わりを迎えたことも、バンド活動を続ける意欲を失った一因だったようだ。「人生のどん底だった。“新作なんか作れるわけない”って思ったことが何度もあったよ」

その後、数年かけて少しずつ曲を書き溜めていったそうだが、制作には時間だけでなくかなりの労力を要したという。しかし、アトリーはそれでよかったと話している。

「4年かかった。子供もできて、シンプル・ライフってわけじゃなくなったしね。もともと僕たちにとって、これでいいって思える時点にたどりつくのは簡単なことじゃないんだ。でも僕らの場合、とんとん拍子にことが進んでしまったら、出来上がる音楽はつまらないものになってしまう。こういう苦難はあったほうがいいんだ」

さらにダークになったとも言われる『Third』は4月28日にリリースされる(日本盤30日発売)。

Ako Suzuki, London
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