LUNKHEAD、「遺作になっても構わない」壮絶な最新作

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前作『FORCE』から10ヶ月、ベストアルバム『ENTRANCE ~BEST OF LUNKHEAD age18-27~』からわずか1ヶ月半、早くも最新アルバム『孵化』をリリースしたLUNKHEAD。今作は、その“早くも”というリリース・ペースから『孵化』というコンセプチュアルなアルバム・タイトルに至るまで、すべてにおいてメンバー4人の意思がみなぎった作品に仕上がっている。

■LUNKHEADコメント映像

昨年のツアー中、メンバーの意思に反してベスト盤リリースの話が決定した際、彼らは「じゃあ、ベスト出した後ですぐにオリジナル・アルバムを出したい」とスタッフに掛け合い、実行に移した。

そうして完成した今作は、<ねえ、神様 どうやってあの子を救えるの?>という渾身の祈りが込められた「id」、<こんな風な世界は嫌だよ>とジレンマを表した「羽根」、<ほんとうはずっと 愛してくれよって言いたかった>と告白する「誰かじゃなくて」、<いつか死ぬまで生きるしかない>と逆ギレ寸前の決意が詰まった「ペルソナ」、<今日からやっと始まる 本当の僕の始まりの夜明け>という言葉で自らの“その先”を指し示す「BRAVE SONG」など、すべてが一丸となって閉塞と解放/生と死を指し示した壮絶な作品に仕上がっている。

「アルバム・タイトルの一案が『遺書』でしたからね(笑)。「サイダー」に<今すぐ伝えなきゃ 生きてるあいだに>っていう歌詞があるんですけど。いつ死ぬかわからない、遺作になっても構わないっていうアルバムなんです」(石川/Dr)

「僕は恥ずかしがり屋っつうか……「愛してほしい」って言えなくて、「僕はひとりぼっちだ」みたいな(笑)。でも、本当は愛したいし、愛してほしいし。『愛』って言葉が出てくるだけでLUNKHEADらしくないって言われるんじゃないか?っていうのもあったんですけど、“らしさ”を人に決められたくないっていう。今、俺が言いたいことをちゃんと言うのが、いちばん自分らしいんじゃないかって」(小高/Vo&Gt)

メンバー自身が語るとおり、確かに今作はなんの装飾もない彼らの胸の内が赤裸々に表現されている。ファンは全力でこの音を受け止めてほしい。

■「ペルソナ」Live映像@STUDIO COAST(2008.03.16)

◆リリース情報
ニュー・アルバム『孵化』
VICL-62799 ¥3045(tax in)
2008年4月16日発売
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