レディオヘッド、MTVの反人身取引キャンペーンとコラボ

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MTVが全世界で実施している反人身取引キャンペーン<MTV EXITキャンペーン>に、イギリス出身のロックバンド、レディオヘッドが賛同し、同キャンペーンとコラボレーションしてミュージック・ビデオを制作。5月8日よりMTVジャパンにて放送される。

<MTV EXITキャンペーン>は、「End Exploitation and Trafficking」の名が示すとおり、世界で行なわれている人身取引の撲滅と啓蒙活動を目的としたもので、しばしば被害者になり得る若者の関心を高めるべく、2007年秋に日本を含むアジア太平洋地域全体でスタートした。

今回、同キャンペーンの趣旨や活動に賛同したレディオヘッドは、人身取引の認知を広く高める目的で、最新アルバム『In Rainbows』収録曲「All I Need」のミュージック・ビデオを制作。先進国の裕福な家庭に育つ子供と、人身取引の被害者で長時間労働を強いられている子供の日常をスクリーンに並べて描き、人身取引の実態を静かに訴えつつ、誰もがこの問題に関わり得ること、そしてこの問題を解決するための情報を提示している。

<MTV EXITキャンペーン>とのコラボレーションについて、レディオヘッドのトム・ヨーク(Vo)は次のようにコメントしている。

「MTVが人身取引という問題に取り組むのは素晴らしいことです。このミュージック・ビデオは力強い作品であり、人身取引を背景に「All I Need」に込めた気持ちが皆さんに届くことを祈っています。レディオヘッドはこの歌とミュージック・ビデオを通して、人身取引という問題を世界中の人に知ってもらう助けになることを誇りに思います」

この<MTV EXITキャンペーン>とレディオヘッドによるコラボレーションは、今回のミュージック・ビデオだけにとどまらず、まもなくスタートするレディオヘッドの北アメリカ・ヨーロッパ・アジアツアーでも展開され、各会場ではMTVと協力する反人身取引活動の団体が、人身取引に関する情報パンフレットなどを配布する。

なお、「All I Need」のミュージック・ビデオは、世界中に広がるMTVチャンネルを通じて約5億6千万世帯で流れるほか、MTVのウェブサイトにて、5月1日より視聴がスタートしている。
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