貧乏バンド、監視カメラでPV制作

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プロモーション・ビデオを作るお金がない新人バンドが、とんでもないアイディアを思いついた。市内に設置されている監視カメラを利用し、PVを作ることに成功した。

◆「Paper cctv music video」
https://www.youtube.com/watch?v=W2iuZMEEs_A

レコード契約がなく、撮影スタッフを雇うお金のなかったThe Get Out Clauseは、何十ヶ所もの監視カメラの前でプレイし、後で様々な理由をこじつけその映像を手に入れたという。メンバーは、Sky Newsでこう話している。「俺たち、金をかけずにかっこいいものを作りたいって考えてたんだ。それで、監視カメラの前でプレイして、後で“情報公開の権利”を主張して映像を返してもらえばいいじゃんって思いついたんだ」

彼らは、マンチェスター市内にある何十もの監視カメラの前にマイク・スタンドや楽器(ドラム・キットまで)を持ち込みパフォーマンス。ロケーションは路上や川べりから建物の中、果てはバスの中にまでおよんでいる。

彼らはその後、カメラを所有する会社に手紙を書き、撮影された映像(全体の1/4)をゲットできたそうだ。それをつなぎ合わせ、立派なPVを完成した。

英国では犯罪を防ぐため、街中や交通機関に監視カメラが設置されている。こういう使い方もあったとは…。

Ako Suzuki, London
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