サザンオールスターズ、カラオケランキングに異変

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サザンオールスターズが2009年以降、無期限に活動休止することが5月19日に発表され、大きな話題となったのは皆さんご存知のとおり。単なる人気バンドの活動がうんぬん…という話ではなく、レコード会社やマネージメント事務所の株価までをも左右し、世の経済効果にも影響が出てくることで、いかに彼らが偉大であるかを再認識したところでもある。

そんなサザン・ショックの覚めやらぬ昨今、やはりカラオケ事情もドラマティックな展開になっておりました。カラオケ「JOYSOUND」が、19日前後のサザンオールスターズのカラオケ・リクエスト・ランキングを集計…、やはり驚くべき結果がそこに。

サザンオールスターズの楽曲の中で一番人気がある「TSUNAMI」に関しては、報道前週(5月12日~18日)の1週間の平均ではランキングが70位近かったものの、活動休止の報道があった19日には34位、そして、21日には19位までジャンプアップ。また、2位の「いとしのエリー」に関しては、前週は300位以下だったのに対し、21日には100位近くまで一気にジャンプアップ。他の楽曲も軒並みランクアップしており、「太陽は罪な奴」に至っては、前週と21日を比べると、なんと1000位近くもアップしていたのだ。

カラオケJOYSOUNDにおいては、10万曲以上の楽曲が配信されているため、上位2000位以内に入っているということ自体、既に非常に人気の高い楽曲ということなのだが、その中でも並み居る強豪を押しのけてランクアップしてきていることが分かる。

アーティスト別のランキングで比べてみると、サザンオールスターズは、前週は22位だったものの、5月20日には7位にランクアップ。実は、ここまで劇的にランクアップすること自体カラオケランキング事情では極めて異例のこと。今回の活動休止のニュースにより、非常に多くの人がサザンオールスターズを歌いたくなった、ということが見て取れる。もちろん何もそんなにあわてて歌わなくても、音楽自体は逃げていなくなるものではないのだが、サザンへのオマージュの気持ちが、全国的に大きなピークを迎えたということでしょう。

ちなみに、カラオケJOYSOUNDの無料会員制SNS「うたスキ」調べによると、サザンオールスターズは40代を中心に、10代から60代まで幅広い年代の層に歌われていることも分かった。まさしく時代を超えて老若男女に愛されているサザンオールスターズ、むしろサザン熱はこれからさらに沸騰しそうですね。
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