ランキングでわかった、「父」の歌は父親自ら歌っている?

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6月15日の「父の日」。頑張っている父親にねぎらいと感謝の気持ちを込めて、どんなサプライズを用意しています? 何もしてない?…それは残念なサプライズ。肩叩き券でももちろんOK、気持ちが大事ですね。

ちなみに、母の日といえば“カーネーション”ですが、父の日の花が“バラ”だって知ってました? どうも浸透せずイメージも馴染んでいない気もしますが、バラの花の似合う父親がとことん少なそうな気がすることもその一因なのでしょうか…。

そんな父の日を記念して、第一興商が調べてみたのが、「父」「おやじ」「パパ」「father」など、“父親”に関連した言葉をタイトルに含む楽曲のカラオケ・リクエスト・ランキング調査。カラオケ文化で父の日を斬るならば、親父をテーマにした歌が歌われてこそ“父の日”なり!と、そのランキングをひもといてみたものの、結果はなんと、“おやじの歌はおやじ自ら歌っているんじゃないか?”という、微妙な結果が浮き彫りに。

ランキング1位を獲得したのは、吉幾三「父子じゃないか…」。この歌を歌うのが若者であるとは到底思えず、年配の方の熱唱ぶりが脳裏をよぎる。そして2位が村木賢吉「おやじの海」、3位は清水まり子「父娘坂」…と、トップ5は親子の情愛をしみじみと歌い上げた演歌が独占、疑う余地もなく15日に感謝される側の卓越した歌唱ぶりが、ランキングを席巻してしまっている。

◆“父”関連ソング・トップ20 ~ランキング表~
 https://www.barks.jp/news/?id=1000040892

7位に現代の父親の家族愛を歌った浜田省吾の「I am a father」、8位には、娘から父への想いを歌ったPRINCESS PRINCESS の「パパ」、14位にはAqua Timez「ハチミツ~Daddy,Daddy~」といった、J-POP系もランクインしてはいるものの、TOP20の顔ぶれは、どうやらおやじ世代好みの楽曲がメイン街道を闊歩する形相なのだ。

世の父親をテーマにして音楽を作ろうとなると、どうにもこうにもコブシが回ってしまうということでしょうか。もう少し、“バラの似合う父親”が日本人の父親像のイメージとなれば、J-POPやR&Bなど、また違った音楽でのおやじソングが生まれてくるのかもしれませんね。
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