オアシス、金の力でU2の場を横取り?

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新作『Dig Out Your Soul』をかの有名なアビーロード・スタジオでレコーディングしたオアシスだが、彼らにとって同スタジオをブッキングするのは簡単なことではなかったようだ。ノエル・ギャラガーは「金にもの言わせた」と話している。

ノエル・ギャラガーによると、オアシスがウェルカムされなかった理由は2つあったそうだ。まず第一に、オアシスは3rdアルバム『Be Here Now』('97年)を同じくアビーロード・スタジオでレコーディングしているが、このときのマナーが良くなく、同スタジオでにとって“厄介な客”だった。さらに、彼らが希望していた日程はすでにU2により押さえられていたという。

ノエルは『Be Here Now』制作中、明け方までドンチャン騒ぎを繰り広げ、スタジオのスタッフのひんしゅくを買っていたと『Mojo Magazine』に話している。「朝の4時にビートルズのアルバムを大音量でかけたり、大量のドラッグを使ってた」

また、金の力でU2の場所を横取りできたとも明かしている。「U2が予約してるって聞いて、俺は“U2? コーヒーか紅茶にするか決めるのに、6時間もリハーサル・ルームでミーティングしてるような奴らだぞ! あと5年はスタジオに姿を現さねえ!”って言ったんだ。アビーロードの人間は“ご希望の日程は空いてません”って言うからよ、金のつまったカバン持ってスタジオに乗り込んで“俺らはいますぐ現金で払う!”って言ってやったんだよ」

そこまでしてアビーロード・スタジオにこだわった理由は何なのか? 10月に発表される新作を聴けばわかるかもしれない。

Ako Suzuki, London
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