ジョー・リーン、発売間際のデビュー・アルバムをボツに

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2008年のビッグ・ニュー・バンドのひとつ、ジョー・リーン&ザ・ジン・ジャン・ジョンが8月初めにリリースする予定だったニュー・アルバムをボツにした。アルバムは2007年完成していたそうだが、時が経ち、現在のバンドを象徴するものとはいえなくなったという。

すでにサンプル盤が配布され、レヴューを掲載したメディアもあったが、レーベルは彼らの意見を尊重し、レコーディングし直すのを承諾したという。バンドのマネージャーはこう話している。「彼らはミュージシャンとして成長した。アルバムは、彼らのキャリアの早すぎる時期にレコーディングされた」レーベル(Mercury)によると、シンガーのジョー・リーンはアルバムに加えたいと考えている新曲をいくつか作っているそうだ。

8月4日にリリースされる予定だったセルフ・タイトルのデビュー・アルバムは、NMEで8点(10点満点)の評価を得ていた。バンドは当分、ツアーに忙しく、再レコーディングしたアルバムがリリースされるのは来年初めになりそうだ。

“納得できないものは出せない”と考えるアーティストも、その我がままを許したレーベルもあっぱれ。

ジョー・リーン&ザ・ジン・ジャン・ジョンは、<Summer Sonic 08>で来日。美形ぞろいの彼ら。UKのライヴではパンツが投げ込まれたことも。

Ako Suzuki, London
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