普天間かおり、コウノトリの郷で自然の大切さを語る

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46年ぶりに自然界で誕生した一羽のコウノトリが、2007年7月31日に自然界に巣立った。その記念日から1周年となる7月30日、沖縄出身のシンガー・ソングライター、普天間かおりが兵庫県豊岡市にある「兵庫県立コウノトリの郷公園」を訪問し、自然との共生について言葉を述べた。

今回の訪問は、その当時、関西のある番組でコウノトリの雛の誕生から巣立ちまでのドキュメント映像が放送され、普天間かおりが歌う「守りたいもの」がBGMに使用されて大きな反響となったことがきっかけで実現した。

巣立ちから1年後の7月31日に、豊岡市役所前、野外広場にて行なわれる<命への応援~守りたいもの~>と題した普天間かおりのコンサートに先駆けて、前日の7月30日に「兵庫県立コウノトリの郷公園」を訪れた。

普天間は実際にコウノトリの郷を訪れ「コウノトリの巣立ちの映像・写真はみていましたが、実際飛ぶ姿を見て、その想像以上の大きさとしなやかさに感動しました」とコメント。

また「沖縄にもヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコのように、かつては人間と一緒に暮らしていたけれど、人間のエゴや無知により生態系が変わってしまい絶滅の危機に瀕している動物がいます。今からでも遅くはない、ちゃんと誠実に始める凄さを今日は感じた。豊岡市長がよく言われている“未来のビジョンは過去にある”という言葉、ただ前に進めばいいという時代はもう終わり、真摯に自然と共に生かされているという姿勢が必要だと思うし、私達もそういう風に生きていけたらいいなと思います。それは、「守りたいもの」の歌の精神にも通じていると思います」と語った。

写真左:豊岡市立コウノトリ文化館 館長 松島興治郎氏

■オフィシャル・サイト
http://www.futenma.net/
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