GOLLBETTY、『BETTY'S BUGGY』大特集 INTERVIEW

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GOLLBETTY ゴルベティー
遂にリリース!
メジャー1stアルバム『BETTY'S BUGGY』特集

全力疾走のホーン入りバックバンドを従え キュートなG-YUNのヴォーカルが跳ねまわる!!


8月6日に発売されるメジャー初のアルバム『BETTY'S BUGGY』。タイトルには“砂地をもろともせず力強く蹴り突き進むBETTY'S BUGGYに、一人じゃ見ることの出来なかった夢と、支えてくれる人達の想いを乗せて、走った跡をしっかり残しながら進んでいきたい”という熱い思いが込められている。スカ形態のバンドでありながら、サウンドはスカを超越したGOLLBETTY流ミックスチャー・ロック、そこに乗せられたポジティヴな歌詞。どこをとっても“今、世界で一番ピースフルなアルバム”といえる1枚なのだ。

──確かに。曲ごとに声色が使い分けられていて、歌に表情があるなって思います。

G-YUN:実は自分の声、嫌なんですよ。ホントの自分の声はどれなのか? わからなくて悩んでたりもするし(苦笑)。

MISSY:それは自分で探してもらうしかないけど(笑)。

──でも、どれもG-YUNさんなのでは? 歌詞のことで言えば「Ms. SUNFLOWER」の着眼点はG-YUNさんならではだと思うし。“アクビで出る涙は、隣で泣いてる子を僕も涙が出ちゃったよって優しく笑わせるためだったらいい”という発想は出てこないですもの。

MISSY:俺もアクビの歌詞は面白いなと思いました。何かきっかけあったんだっけ?

G-YUN:なんか、ふとそう思ったんですよ。<知らない人同士でもアクビって伝染するのはなぜたろう? アクビが伝染するように、笑顔やハッピーも伝染していったら素敵だな>って。私もスゴい好きです、この歌詞。あと、この「Ms. SUNFLOWER」では、ステージから見えるみんなの楽しくて仕方ない顔、高揚してオレンジ色になってこっちを見ながら揺れている笑顔をヒマワリに例えていて。ヒマワリって太陽に向かって咲くポジティヴな花じゃないですか。そのヒマワリがたくさん咲いているひまわり畑と、ステージから見える光景が重なったんですね、自分の中で。

──この曲に限らず、12曲ほとんどがポジティヴな歌詞ですよね。例えば「Be seeing U!!」では失恋も前向きに捉えて歌っているし。それはG-YUNさんの前向きな性格が前面に出ているから?

G-YUN:いや、実は私、スゴく浮き沈みが激しい性格で(苦笑)。自分が落ちてる時も歌詞は書くんですけど、その状況で“ホントだったらもっとこうなりたいのに…”とか“なんでこんな考え方しか出てこんのだろう?”と思うことを、もし私とは違う考え方の人なら、こう考えられるのかな?って想像しながら書くんですね。そうやって“なりたい自分”を書き綴っていくと前向きな歌詞になっていくという。逆に言うと、自分の弱い部分を吐き出させてもらってる感じだし、弱い自分がいるからこそ出てきた言葉なんですね、歌詞は。

──それはちょっと意外!

G-YUN:そうですか(笑)。レコーディング中も結構落ちるんですけど(苦笑)、「BETTY'S BuGGY」の歌詞も最後の最後まで書けなくて“ゥワ~ッ!!(泣)”てなったし(笑)。

MISSY:まぁ、そういう時はほっとくしかないんですけど(笑)。

──それも優しさですよね。

G-YUN:ですね(笑)。そんな私を一番近くで支えてくれるのはやっぱりメンバーなんですよね。絶対一人じゃ見られない夢じゃないですか、バンドって。同じ夢を一緒に見てくれて、私たちの夢に乗っかってきてくれて、想いに共感してくれる、そういう人達がいるからこそ、GOLLBETTYは生きていけるし。だからこそ、今まで音楽を通して出逢えた素敵な光景や瞬間、感情を、今一度音楽(歌詞)にして、また一緒に夢を見てくれる人達を“BETTY'S BUGGY”に乗せていろんなところへ行こうっていう。それを歌ってるが1曲目の「BETTY'S BUGGY」であり、アルバムのコンセプトでもあるんですね。

──砂地を力強く突き進むBUGGYのように前へ進んでいこう、と。

G-YUN:正に。走りにくい世の中だけど、夢を見ながら一所懸命走って、走ったあとをシッカリ残していきたいんですね。今までみんなが見せてくれた素敵なモノを、こうして音楽という形にしてみんなのところに届けたら、みんなのところ(ステージ)へ戻っていく…それがGOLLBETTYの在り方だと思うし。

MISSY:全国ツアーもありますからね。一本一本、大事に全力でいきたいです。

G-YUN:目と目を合わせて音楽を一緒に楽しんでくれた人の生活が少しでもハッピーになるような、そんなライヴができるよう、心を込めて歌って。またステージから見たいですね、みんなが繋がって揺れてるヒマワリ畑みたいな光景を。

取材・文●増渕公子

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