木村佳乃が超気持ちよかったのは?伊勢谷友介が首ったけなのは?

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第61回カンヌ国際映画祭オープニング作品『ブラインドネス』の完成披露舞台挨拶が行なわれ、フェルナンド・メイレレス監督、映画に出演している伊勢谷友介、木村佳乃が登壇した。

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『ブラインドネス』は、『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』のメイレレス監督が描く、視覚の失われた世界。謎の伝染病によって視界を奪われた人間たちが、本性を露にしていくという状況下を描いた物語。原作はノーベル文学賞作家、ジョゼ・サラマーゴの「白の闇」。出演は、ジュリアン・ムーア、マーク・ラフェロ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ペルナルと国際色豊かな俳優陣だ。

以下、メイレレス監督、伊勢谷友介、木村佳乃の舞台挨拶でのコメント。

フェルナンド・メイレレス監督:
「日本・ブラジル・カナダの合作なので、東京で上映できて、とてもとてもハッピーです。そもそも、映画の舞台を特定の国に限定せず、一般的な、人類としての物語として描きたいと思いがありました。
日本人プロデューサーの酒井園子さんのご尽力の甲斐があって、今回の伊勢谷さん、木村さん二人の出演が叶いました。二人の日本語のシーンは、伊勢谷さんの創作の部分もあり、黒澤明監督を思わせる、誇らしいシーンになっています。
『ブラインドネス』はアメリカの映画だったら、失明の原因を究明したり、世界を救う内容になると思うのですが、そうではなく、目が見えなくなるという状況が一種のメタファーになっています。自分自身、本当の意味で物事が「見えている」のか、「本当に見る」ためにはどれほど苦労しなければならないのかを知る“旅”というものを描いています。
皆さんに楽しんでいただきたいです。 」

伊勢谷友介:
「本当に憧れて、尊敬している監督なので、出演できてとても幸せでした。思い入れのある作品です。自分が監督をする時には、監督と同じような現場にしたいと思いました。
また、共演した、ガエル・ガルシア・ベルナルのインスピレーションの芝居には圧倒されました。彼には “勝てなくてもいいけど、一緒に仕事できてよかった、あなたに首ったけです” と伝えました。」

木村佳乃:
「オリンピックで盛り上がっている最中に、こんなに沢山の皆様に来ていただいてありがとうございます。内容が心に残る深い作品で、盲目の役を演じました。
同じ女性キャスト同士で色々お話しましたが、中でもジュリアン・ムーアは女優としてだけでなく、優しく、強く猛々しい素敵な女性です。
(現在行われているオリンピックについて)金メダルを獲った北島康介選手と一度お仕事をご一緒したことがあるのですが、有言実行で素晴らしいと思います。超気持ちよかったです(笑)。」

映画『ブラインドネス』は、11月 丸の内ピカデリー2他全国松竹系ロードショー。

◆映画『ブラインドネス』
監督:フェルナンド・メイレレス「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂」
原作:ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」
キャスト:
ジュリアン・ムーア「ハンニバル」
マーク・ラファロ「ゾディアック」
伊勢谷友介「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
木村佳乃「蝉しぐれ」
ダニー・グローヴァー「リーサル・ウェポン」シリーズ
ガエル・ガルシア・ベルナル「バベル」 
原題:BLINDNESS/2007年/カナダ・ブラジル・日本 
配給:ギャガ・コミュニケーションズ Powered byヒューマックスシネマ
(C)2008 Rhombus Media/O2 Filmes/Bee Vine Pictures
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