「iPod」などデジタルオーディオプレイヤーの台頭とともに、最近めっきり見なくなったものといえば、ポータブルCDプレイヤー。持っていたはずなんだけど、そういえばどこに行っちゃったのかな…という人もいるのではないだろうか。

そんなポータブルCDプレイヤー、 “絶滅の危機” に瀕している。

アイシェアが「携帯オーディオプレイヤー」に関する意識調査を実施。20代から40代を中心とする男女336名の回答を集計し、結果を発表した。なお、同社は2005年9月にも同様の調査を行なっており、当時の結果と今回の結果を比較している。

「携帯オーディオプレイヤー」に関する意識調査の結果・表

これによると、iPodなどのデジタルオーディオプレイヤーを、「持っている」のは全体の56.3%で「持っていない」が43.8%。ふたりにひとりの所有率ということだ。ちなみに男女別の所有率は、男性62.5%女性49.4%。さらに年代別で2005年の調査結果と比較すると、20代が49.0%⇒60.0%、30代が34.6%⇒56.0%、40代が34.8%⇒56.7%とそれぞれアップ。中でも30代と40代の所有率が大きく上がっていることがわかる。

「移動中に最も利用する携帯オーディオプレイヤーは?」という質問では、「メモリースティックプレイヤー(いわゆるフラッシュメモリタイプの携帯オーディオプレイヤー)」が最も多く45.0%、次いで「ハードディスク型プレイヤー」が32.3%。「携帯電話」は9.5%で他はいずれも数%程度。

さて、問題はこの結果を2005年の結果と比べた時。アイシェアでは<設問がやや異なるため数値の単純比較は出来ない>としながらも、前回調査では「メモリースティックプレイヤー」が16.2%、「ハードディスク型プレイヤー」が15.2%程度という数値を発表している。この値を見る限りでは、この3年程度の間に両プレイヤーとも大幅にシェアを拡大させたことになる。

一方、大幅に割合が減少したハードウェアも。それが「ポータブルCDプレイヤー」。2005年の段階で、最も利用する携帯オーディオプレイヤーの1位(全体の21.3%)だった「ポータブルCDプレイヤー」。ところが、今回の調査では、なんと利用すると回答したのが全体の1.6%。激減である。さらに、カセット・プレイヤーを回答した人はゼロ。携帯オーディオ市場での世代交代をまざまざと見せつけられた結果となった。

ちなみに、ポータブルCDプレイヤーがなくなったのか、というと、かつて “ディスクマン” とも呼ばれたソニーの「CDウォークマン」を中心に、まだまだ市場に製品が投入されている。そしてAmazonなどをみると、音質にこだわる人を中心に、ユーザーからの評価は概ね高く、どうやら “音の違いのわかる人向け” のアイテムという位置付けになっている様子。

デジタルオーディオプレイヤーの音に不満がある人は、いっそのことポータブルCDプレイヤーに乗り換えてみるのもアリなのかも?

アイシェアリサーチ[rTYPE]