FREENOTE、彼らが見つけ出した新しいポップスの方向

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FREENOTE、1年2ヶ月ぶりの最新アルバムがリリースされた。タイトルは『ルート3』。“道筋=route”“本質=root”“√3×√3=3=three to the second power”“和音の基音=ルート”という4つの意味を含み、3人が渾身の力で作り上げた作品だ。

前作『オトノハトライアングル』で新しいポップさを獲得した3人が、その方向性をまた発展させた。70年代ポップスの匂いが感じられるメロディ、楽器の音色、アレンジに秦千香子のヴォーカルが伸び伸びと乗る。演奏はさらにスケール感を増し、ストリングアンサンブルとの競演も見事にマッチしている。また「ラストワルツ」などでは、秦千香子の弾くピアノの存在が大きくなり、ピアノが提示する和音が楽曲の雰囲気を大きく変える。彼らが目指す方向性に迷いがないことがわかる。

「ディーン」でのカッティング、タイトなドラムス、コーラスワーク、また「東京ラブストーリー」のポップさは、他のJ-POPバンドでは聴けない独自なグルーヴと空気感を感じる。

FREENOTEはまた生まれ変わった。いろいろな紆余曲折はあったが、このポップスの方向こそが、3人に一番しっくり来ているのではないだろうか。

「ラストワルツ」のPV映像をノーカットで公開しているので、3人の清々しい顔とともに楽しんでほしい。古めかしくも新しいポップスの姿に出会えるはずだ。

「ラストワルツ」PV映像

<FREENOTE TOUR “ROUTE 3”>
9月27日(土)名古屋 ell.SIZE
9月28日(日)大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE
10月9日(木)下北沢 CLUB Que

FREENOTE オフィシャルサイト
トイズファクトリーFREENOTEサイト
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