トラヴィス、新作、ケイティ・ペリーについて語る

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間もなく、6枚目のスタジオ・アルバム『Ode To J. Smith』をリリースするトラヴィスが、BBCのインタヴューで新作、コールドプレイのクリス・マーティン、ケイティ・ペリーに対する思いを語った。

まず、タイトルにある“J. Smith”とは誰かとの質問に、フロントマンのフラン・ヒーリィはこう答えている。「フィクションの人物だよ。アルバムを作るのに小道具として使ったんだ。キャラクターの一部には僕の経験も反映されてるけどね。僕らのソング・ライティングはいつも、ジョニ・ミッチェル風告白型だったけど、今回はもっとボブ・ディラン風なんだ」

新作のサウンドは、彼らの'97年のデビュー・アルバム『Good Feeling』を彷彿される、ヘヴィなギター・サウンドが主体。これは偶然の産物だという。「偶然だよ。南アメリカから戻ったとき、アンプを失くしたんだ。別のアンプを受け取ったんだけど、それがものすごいデカイ音でさ。いつものギターが使えなくなっちゃって、古い、'56年度製のJazzmasterを使わなきゃいけなかったんだ。ビッグなサウンドで、すごく良かった。だから、それで曲をたくさん作ったんだよ」

トラヴィスは最近、ライヴでケイティ・ペリーの「I Kissed A Girl」をカヴァーしたそうだが、ヒーリィはその理由をこう説明している。「ブリトニー・スピアーズをカヴァーして以来、ポップ・ソングやる必要性を感じてなかったんだけど、ケイティ・ペリーの姿勢が好きなんだよね。生意気な子だよね。(設定を)自分の性的嗜好に疑問を抱いているゲイ男性に変えたら、もっと卑猥になっていいんじゃないかって思ったんだ」

また、ヒーリィはコールドプレイのクリス・マーティンについても語っている。「彼が誰かの悪口言うのを聞いたことない。それって、この業界にいると新鮮だよ。彼はいつも、みんなの幸運を祈ってる。ポジティヴな男だ。それって、彼らがこれだけでかくなった理由の1つだと思うね」

2週間でレコーディングされたという『Ode To J. Smith』は、9月29日に英国で(日本盤24日)リリースされる。

Ako Suzuki, London
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