渚ようこ、念願の新宿コマ単独公演に感激

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歌謡歌手・渚ようこが、長年の夢であった新宿コマ劇場での単独公演を、10月4日に行なった。

渚ようこは、新宿と歌謡曲をこよなく愛する歌手として、1994年のライヴ・デビュー以降、ことある毎に新宿コマ劇場での公演が夢であると公言してきていた。そして、2007年の夏に、その新宿コマ劇場が2008年末日に閉館されると聞き、リサイタルの開催を決意。自ら企画を持ち込み、様々な難題を乗り越えて今回の公演にこぎつけたのだそうだ。

新宿に縁の深い歌謡曲、股旅メドレー、自身初挑戦となる西部劇、また親交の深かった阿久悠に捧げるコーナーなど、全23曲 (ゲスト歌唱曲を含まず) を歌唱。自ら出演交渉した豪華ゲスト陣、若松孝二、山谷初男、三上寛、内藤陳とトリオ・ザ・パンチ2008、横山剣(クレイジーケンバンド)、デリシャスウィートスも華を添え、約3時間のステージで、詰め掛けた約1700人の観客を魅了した。

念願のコマ劇公演を終え、渚ようこは次のように語っている。

「ずっと夢だった新宿コマ劇場のステージに立つことができて、本当に夢のようでした。昨年の夏にコマ劇場が本当になくなってしまうと聞き、公演を決めてから今日までいろいろと大変なこともありましたが、今日こうして無事公演を行うことができ、新宿と縁の深いゲストの方たちにも出演して頂けて、私なりの“歌謡曲と新宿に捧げる破れかぶれのオマージュ”、まさにゲバゲバなリサイタルになったと思います。──渚ようこ

写真●池田敬太
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