竹内まりや、またも記録更新

NHK朝の連続テレビ小説「だんだん」の主題歌「縁（えにし）の糸」を、11月26日にシングルとしてリリースする竹内まりや。顔もそっくり、誕生日も同じという二人の女性の不思議な縁とその情景を表す、ドラマ「だんだん」と主題歌「縁（えにし）の糸」は、じわじわとお茶の間に浸透し始めているところ。

そんな竹内まりやは、ベストアルバム『Expressions』が10/13付オリコンアルバムウィークリーランキングで１位を獲得した。このことで、歌手キャリア29年11ヵ月での首位獲得は、女性アーティスト（グループも含む）の最長記録となり、これまで松任谷由実が持っていた29年5ヵ月を、7年ぶりに更新することとなった。

ちなみに、竹内まりやのアルバム首位は2001年8月発売の『BonAppetit!』から4作連続通算9作目となり、53歳7ヵ月の彼女は、前作『Denim』（2007年5月発売）で記録した自身の持つ女性アーティストの最年長首位獲得記録の52歳3ヵ月をさらに更新したことになった。

『Expressions』は、1994年7月発売の『Impressions』以来、14年ぶりとなるベストアルバムで、2008年1～2月に公式ホームページとCDショップで行われたリクエスト投票の結果をベースに、収録曲を各レーベルの楽曲群の中から竹内本人がセレクト。初CD化の「ドリーム・オブ・ユー」のシングル・バージョン、山下達郎とのデュエット「Let It BeMe」など、山下達郎全面監修のもと、最新デジタル・リマスターが施された全42曲が収録されている。

考えうる最高峰のサウンドと、普遍の魅力に満ち溢れた竹内まりやの世界観が高次元に結晶した芸術的作品が、高い評価を受けてのランキング1位。不況と呼ばれる音楽業界にあって、やはりいいものはいつの時代も売れるのだという、嬉しくも素晴らしいトピックだ。