ダフ・マッケイガン「今夜、渋谷で会おう!」

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10月19日、モトリー・クルーのステージをもって大盛況のうちに幕を閉じた<LOUD PARK08>。本日10月20日以降も、この“爆音の宴”に参戦したバンドたちの単独公演、カップリング公演などが各地で繰り広げられることになっている。そんななか、あのダフ・マッケイガン率いるローデッドの公演も今夜、東京・渋谷クラブクアトロにて行なわれる。

ダフ・マッケイガンといえば、説明するまでもなく元ガンズ・アンド・ローゼズ、現ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのベーシスト。ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの二代目ヴォーカリストがなかなか決まらないなか、シビレをきらすようにして自身のバンドであるローデッドでのライヴ活動を再開し、今回の来日以前にはすでにヨーロッパ・ツアーも経てきている。

▲「やあ、みんな。今日は10月18日で、俺たちは『LOUD PARK』に居ます。ROCK ON! DUFF 08」……とキメてくれたダフだが、実はこのメッセージをもらったのは10月19日。彼がそこに居たことを証明する物的証拠としての価値、もしかしてゼロ?
筆者は<LOUD PARK08>の公演中、会場のバックステージでそのダフと再会を果たしてインタビューする機会に恵まれた。そのインタビュー自体の掲載についてはまた機会を改めようと思うのだが、今回はBARKS読者のためにダフからのメッセージをお届けしようと思う。彼は筆者の手元にあった取材用ノートを奪ってそこに写真のようなメッセージを書き、そしてさらには、次のように語ってくれた。

「HEY! 明日(=10月20日)はどこに来るべきかわかってるよな?(笑) なかにはこのバンドが消滅したものと思っていた人たちもいただろうけど、実は毎年のように地元のシアトルではクリスマス・ギグやチャリティ・ライヴをやっていたりしたんだ。俺はもちろん、このバンドでは歌うし、ギターを弾く。マイク・スクワイアーズ、ジェフ・ラウズ、ジェフ・レディングといった仲間たちの顔ぶれも変わってない。俺たちはバンドである以前に友達だしね。東京以外に住んでる人たちには観に来ること自体が現実的には難しいのかもしれないけど、全力のライヴをお約束するし、実際に観てもらえれば、このバンドが今、いかにいい状態にあるのかがわかってもらえると思う。クラブクアトロで待ってるぜ!」

そしてこうしたメッセージを頂戴した後、筆者はふたつの禁断ネタについても敢えて触れてみた。まず、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの、スコット・ウェイランドの後任候補については「何人かとセッションしてきて、素晴らしい候補者がいたことは確かだ。だけどまだ決定には至っていない。あのバンドが必要としているのは“素晴らしい”程度のヴォーカリストじゃなく、“とんでもなく凄い”ヤツだからね」との回答。そしてガンズ・アンド・ローゼズの話に及ぶと、「アルバム、出るらしいな。噂でそう聞いた(笑)。ま、毎度のことながら実際に出るまではどうなるかわからないし、俺は何も知らない。みんなが何も知らないのと同じようにね(笑)」と言いつつ大笑い。なので皆さん、万が一、街でダフと出くわすようなことがあったとしても「後任はまだ?」とか「ガンズのアルバムが出るって本当?」とか訊かないように。当然ながら本人も、この種の質問には飽きているようなので。そんなことはともかく、今夜はクラブクアトロに集合。筆者ももちろん、観に行く予定だ。

増田勇一

<DUFF McKAGAN'S LOADED SPECIAL GIG IN TOKYO 08>
2008年10月20日(月)東京・渋谷クラブクアトロ
開場18時/開演19時
◆クリエイティブマン・ウェブサイト
※当日券は17時より、開場の当日券売り場にて販売開始
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