映画『JOY DIVISION』がDVD化
◆映画「JOY DIVISION」予告編
映画『JOY DIVISION』は、ニュー・オーダーの前身であり今なお伝説として影響を与え続けるバンド、ジョイ・ディヴィジョンの真実に迫るドキュメンタリー映画だ。アントン・コービン監督も『コントロール』の画作りをする上で参考にしたというのが本作でもある。
1976年、セックス・ピストルズのライヴに衝撃を受けたバーナード・サムナー(G)とピーター・フック(B)がバンドを結成。ほどなくしてイアン・カーティス(V)とスティーヴン・モリス(D)が加入、後にバンド名を「ナチス・ドイツ将校専用の慰安所」を意味するジョイ・ディヴィジョンと名付けた。心の揺れと軋みを結晶させた彼らの音楽は、瞬く間に若者の熱狂的な支持を集めた。イアンの歌う絶望や孤独は、当時のパンク・ロックにはなかった独自の音楽性を獲得しイギリスで高い評価を受けたものの、彼は全米ツアーを控えた1980年5月18日に自宅で首を吊り自殺。残されたメンバーはニュー・オーダーと名前を変え活動を継続することになる。イアン自死の心境を歌った「Blue Monday」は世界的にヒットとなった。
これまでほとんど目にすることのできなかったジョイ・ディヴィジョンの貴重な初公開ライヴ映像に加え、イアンの愛人アニーク・オノレや映画『コントロール』の監督アントン・コービンなど関係者へのインタビュー、さらに新たに発見された肉声テープなどを通して、イアン・カーティスの、そしてジョイ・ディヴィジョンの物語を解き明かしてゆく本作品。監督はレディオヘッド、コールドプレイ、ブラーなど有名アーティストと数々の仕事をしてきたグラント・ジーである。
ジョイ・ディヴィジョンを通して、美や喪失、そして都市について思考し、音楽ドキュメンタリーの域を超えたひとつの物語がここにある。
『JOY DIVISION』
2008年12月19日(金)発売
TMSS-112 9975円(税込)プレミアム・パック(オリジナルTシャツ他特典多数)
TMSS-113 4935円(税込)
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