米ビルボード誌、2008年のベスト・アルバムを発表

米『Billboard』誌が、批評家が選んだ2008年のベスト・アルバム・トップ10を発表。シアトル出身の新人バンドFleet Foxesのセルフ・タイトル・デビュー・アルバムがトップに輝いた。セールス的にはぱっとしなかった同アルバムだが、自称“バロック・ハーモニー・ポップ・ジャム”という彼らのサウンドはUKでも高い評価を受けており、「Time」紙の同様のリストで１位、「Q」マガジンのものでは２位に選ばれている。

『NME』誌のリストでもそうだったが、こちらでも新人アーティストの活躍が目立っている。Fleet Foxesをはじめ4位まではすべてデビュー・アルバムが占めた。

『Billboard』誌が発表した2008年のベスト・アルバム・トップ10は以下の通り。

1.Fleet Foxes『Fleet Foxes』
2.サントゴールド『Santogold』
3.Bon Iver『For Emma, Forever Ago』
4.ヴァンパイア・ウィークエンド『Vampire Weekend』
5.エルボー『The Seldom Seen Kid』
6.ティービー・オン・ザ・レディオ『Dear Science』
　コールドプレイ『Viva La Vida Or Death And All His Friends』
7.ニック・ケイヴ『Dig, Lazarus, Dig!!!』
8.メタリカ『Death Magnetic』
9.アデル『19』
　ダフィー『Rockferry』
10.リル・ウェイン『The Carter III』
　MGMT『Oracular Spectacular』

一方、同誌のリーダーが選んだ2008年のベスト・アルバムは、上記のものとはまったく別。16,000人以上が参加した投票では以下の10枚を選ばれた。

1.ブリトニー・スピアーズ『Circus』
2.David Archuleta『David Archuleta』
3.デヴィッド・クック『David Cook』
4.マライア・キャリー『E=MC2』
5.Elisa『Dancing』
6.ガンズ・アンド・ローゼズ『Chinese Democracy』
7.ビヨンセ『I Am... Sasha Fierce』
8.パニック・アット・ザ・ディスコ『Pretty. Odd.』
9.RBD『Best of RBD』
10.アナスタシア『Heavy Rotation.』

Ako Suzuki, London