マイケル・ジャクソン、重病説を否定

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マイケル・ジャクソンの新しいバイオグラフィの著者イアン・ハルパリンが、英『Sunday Express』紙(12月21日付)にマイケルは肺の移植が必要なほどの重病を患っていると話し、そのニュースが瞬く間に世界中を駆け巡ったが、マイケルのスポークスマンは直ちに噂を否定するコメントを発表した。

ロイター通信によると、マイケルの“公認で唯一のスポークスマン”だというDr. Tohme Tohmeは、ハルパリンの話は「まったくの作り話」だとの声明を発表したという。「ジャクソン氏は健康で、大手の興行会社やテレビ局と世界ツアーや出演番組の契約をまとめているところだ」

Dr. Tohme Tohmeは、「真っ当なメディアが、公認ではない“伝記”をプロモートしようとするこのようなあからさまな企画をこれ以上取り上げないことを希望する」という。

また、『Sunday Express』紙はハルパリン氏を『Rolling Stone』誌の調査報道アワーズを受賞したジャーナリストと紹介しているが、その『Rolling Stone』誌は以下のような声明を発表しているそうだ。「ハルパリン氏のバイオグラフィの冒頭にRolling Stoneの調査報道アワードを受賞したとある。我々にとって初耳であり、記録を調べてみたところ、これはかなり誇張されていることがわかった。彼は確かにRSアワードを受賞しているが、それは1985年度の大学ジャーナリズム・アワードで、モントリオールのコンコルディア大学の学生新聞のスタッフに分け与えられたものである」

ハルパリン氏の執筆した伝記がいつ出版されるのかは、明らかにされていない。

Ako Suzuki, London
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