ブラーのアレックス・ジェームス(B)は、デビュー前のコールドプレイと契約を交わすチャンスがあったものの、却下していたそうだ。アレックスは彼らを「フツー過ぎる」と考えたそうだ。

90年代終わりに、現代アーティストのダミアン・ハーストや元クラッシュのジョー・ストラマーとレーベルを所有していたアレックスは、『The Spectator』マガジンのコラムにこう記している。「ダミアン・ハーストとジョー・ストラマーと一緒にコールドプレイを見に行ったんだ。俺ら全員、彼らはフツーだって思ってパスしたんだよ」「みんな、そうだったと思うよ、パーロフォン(コールドプレイと契約したレーベル)以外はね。ビートルズやブラーのときと同じだ」

大きな魚を逃してしまったアレックスだが、後悔はしてないようだ。コールドプレイへの評価はいまも変わっていない。「俺はいまでもコールドプレイは、フツーだと思ってるよ。シンガーはいいけどね」

アレックスは以前、レーベルの経営状況が厳しい現在だったら、ブラーは2ndアルバムをリリースした時点で“クビ”になっていただろうと話していたこともある。「いまの世相だったら、俺たち『Modern Life Is Rubbish』の後には捨てられてただろうな。あんまり売れなかったから」その後の3rdアルバム『Parklife』は大ヒットした。

何が売れるか見極めるのは難しいところ。現在のポップ・ミュージック界で最もパワフルなプロデューサーの1人でオーディション番組『Pop Idol』『The X Factor』などの審査員として有名なサイモン・コーウェルは、UKで最大のボーイズ・グループとなったテイク・ザットを却下している。

Ako Suzuki, London