“ロックをコアにジャズやソウル、ファンクなどを融合させ、ひとつ上の次元で技巧的な音を奏でるバンド”…UNCHAINを表現するなら、きっとこんなフレーズになる。

◆UNCHAIN『Music is the key』のCD情報

1月28日に2ndアルバム『Music is the key』をリリースする彼ら。とにかく音楽業界での評判がすこぶる高い。オフィシャルサイトに熱いコメントを寄せているスキマスイッチ大橋卓弥、monobrightのヴォーカル桃野陽介、お笑い芸人で自らDJやイベントなども開催する音楽好きのダイノジの大谷ノブ彦など、彼らを支持するアーティストは数多い。

先日リリースした3rdアルバムが大ブレイク中のサカナクションのヴォーカル山口一郎も、雑誌『MUSICA』のインタビューで、UNCHAINを絶賛している。2008年にリリースしたUNCHAIN初の日本語詞シングルには<日本詞になってUNCHAINの人と形がはっきり見えてきて、聴いていてワクワクしたのと、英語歌詞だった時と何ら変わらないUNCHAINらしさが醸し出されていてすごく良いし、ソウルフルなスピッツを聴いているような気持ちになったのです。この変化はすごく素晴らしい結果をもたらす気がしてなりません。>(『MUSICA』'08/11月号レビューより)と日本語で歌うことに賛辞とエールを送り、<無敵のアンチェインは今よりもっと先へ行くのだと僕は確信しております。これは負けてられない。>(『MUSICA』'08/12月号レビューより)と、同世代バンドとして刺激を受けまくっている様子だ。

ここで、山口をはじめとして数多くのアーティストが絶賛するUNCHAINが、2008年11月から3ヶ月連続リリースした日本語詞楽曲3部作についても触れておこう。

「Across The Sky」(2008年11月5日リリース)は、UNCHAINが初めて作った日本語詞ナンバーであり、最初の壁を越える苦労もあって3部作シングルのなかでも最も歌詞を書くのに時間が費やされた楽曲。UNCHAINの中心的なテーマである、“光”への希求が強く表れた内容。他人を怖れ、それゆえに人見知りで、人とうまくコミュニケーションをとることが出来ない、内向的な少年であったヴォーカルの谷川が、唯一、音楽=歌によって、本来の自分をさらけ出し、生き生きできる場を見いだし、他人との繋がりへと一歩を踏み出すことが出来るようになったという内的な体験が元になっている。

続く2ndシングル「stillness in the wind」(2008年12月10日リリース)の歌詞も、趣きこそ違えど、他人とのディスコミュニケーションへの焦燥感がテーマのひとつとなっており、“他人との交わり”が通奏低音(Basso continuo)のように鳴っている。

日本語詞3部作をしめくくる「Brighter Days」(2009年1月7日リリース)は、UNCHAINの代表曲「make it glow」をも凌ぐ、疾走感とポップネスが充溢するバンドの新たなスタンダード曲として十分な魅力を持った曲。この曲を3部作の最後に持って来ていることがバンドの自信の表れでもある。歌詞の内容も“輝ける日=光”へと一歩を踏み出そうとする決意を唱った、極めてUNCHAINらしいもの。英語詞だった「make it glow」からの変化は、単に英語から日本語というにとどまらず、「make it glow」では“去って行った君への想い”と“輝きたい / 輝かせい気持ち”が相反するものとしてとらえられていたのに対して、「Brighter Days」では “君との誓い” が“輝き”へ導くものとして描かれる。バンドの “もっと伝えたい” という気持ちが日本語詞へと向かわせたように、歌詞の内容もより “人との関係性=コミュニケーション” を意識したものへと変化してきている。

元々、自分自身が救われるために自分のために歌っていた少年が、共鳴を求めて外へ向かって歌いだした。それがUNCHAINであり、人と接することが苦手な内気な少年が唯一他人と通じ合える、コミュニケートできる武器が音楽であり歌だった。

日本語詞を書き始めた谷川は、バンドともに今初めて自覚的に外へ向かって飛び出そうとしている。

音楽ライターの小野島大氏は雑誌『週刊SPA!』1/27号(1/20発売)でUNCHAINを絶賛し、“これが売れなきゃ日本の音楽シーンはもうオシマイだ!と断言しておこう。” とまで書いている。

賞賛の声が集まるUNCHAIN。なぜにこれほどまでに錚々たる面々が口をそろえて絶賛するのか。答えは彼らの音にある。思わず納得させられてしまう、そんな音を彼らは放つのだ。

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◆UNCHAIN オフィシャルサイト