アイアン・メイデン、世界ツアーが感動の映画に

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アイアン・メイデンが、全世界の劇場で上演する長編ドキュメンタリー映画に関する詳細が明らかになった。

『アイアン・メイデン:フライト666』と題したこの映画は、アイアン・メイデン史上最も意欲的で冒険的なワールド・ツアーとなった<サムホエア・バック・イン・タイム>の、2008年2月から3月に行なわれた最初の行程をまとめたものだ。

僅か45日間で世界中を周航し、カスタマイズされたボーイング757機でメンバーはもちろん、クルーや12トン分の機材やステージ・セットを乗せ、アジア、オーストラリア、北米、中米、南米でスタジアムやアリーナでのソールド・アウト・ショウを繰り広げた。途中、アゼルバイジャン共和国やパプアニューギニアに燃料補給に立ち寄り、彼らは13ヵ国7万キロを回り、全23公演のべ50万人のファンの前でパフォーマンスを繰り広げた。

(C)2008 Iron Maiden Holdings Ltd. ▲大きな写真はこちらをクリック
“エド・フォース・ワン”と命名された“魔法の絨毯”のような飛行機で、全てを乗せて望んだ場所へ行く事ができたからこそ、こうした過酷なスケジュールの遂行が可能だったという。もちろんご存知のように、ほとんどの操縦を行なった“エド・フォース・ワン”の機長はブルース・ディッキンソンである。

そんなバンドを密着取材したのが、カナダ・トロント出身で受賞歴のあるドキュメンタリー・メーカーのバンガー・プロダクションだった。『メタル ア・ヘッドバンガーズ・ジャーニー』や最新作『グローバル・メタル』で高い評価を得た彼らは、旅の舞台裏をフィルム・メーカーのスコット・マクフェイデンとサム・ダンやそのチームを通じて克明にとらえていった。コックピット内、機内、オンステージやオフステージにまつわるチーム・メイデンの戦略の実行にクローズ・アップし、今まで滅多にバックステージにカメラを入れることがなかったアイアン・メイデンの、革新的なグローバル・アドベンチャーの核心を取り上げることに成功したのだ。

ハイビジョン撮影されたこの映画は、2Kデジタル・カメラと5.1サラウンド・サウンドで上映され、バンドのプロデューサー、ケヴィン“ケイヴマン”シャーリーによってミックスされた。映画『アイアン・メイデン:フライト666』は、“エド・フォース・ワン”で世界中の新たな国に着陸する度に巻き起こすドラマ、興奮や感動の場面をスクリーンを通して体験でき、厳しいライヴ・スケジュール、時差調整の苦労、どのライヴでも様々な文化を持つ熱狂的で期待に満ちたファンのエネルギーに応えなければならないというプレッシャー、珍しい角度から撮影した華やかなショウ、そしてその楽しさなどがこの映画で全てドキュメントされている。

『アイアン・メイデン:フライト666』は、世界で最も成功を収めているロック・バンドのひとつである彼らを、正直に包み隠さず描写した映像であり、世界中の数多くのファンはもちろんのこと、ロック・ミュージックやワールド・ツアーに興味がある人々を夢中にさせる、カオティックでユーモラスな、非常に稀有なワールド・ツアーを克明に描き上げた感動的な映画に仕上がっている。

公開劇場は近日発表される。
◆iTunes Store アイアン・メイデン(※iTunesが開きます)
◆アイアン・メイデン・オフィシャルサイト
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