クイーン栄光の軌跡を、シングル盤で辿る

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クイーン・ファン垂涎の企画がスタートした。なんと歴代のシングルを完全復刻、順次ボックスセットにしてリリースされるという。

1973年7月6日、イギリスで発売されたデビュー・シングル「炎のロックン・ロール」から全てが始まったクイーン伝説。彼らの魅力をいち早く理解し誰よりもどこよりも早く熱くサポートしたのが日本のリスナーであったことは、今更敢えて語ることもない有名すぎるエピソードだが、フレディ・マーキュリーの死を乗り越え、クイーン+ポール・ロジャースとして活動を続ける彼らを、未だ多くのオーディエンスが献身的にサポートしているのもここ日本だ。

デビューから約35年にわたるクイーンの歴史を横断するように、これまでの全シングルが4回に分けてボックス・セットとして完全復刻する。これはマストなアイテムだ。

まず第一弾は1月28日に発売となった『クイーン・シングル・コレクション Vol.1』。このボックスには70年代のシングルとEP13枚全28曲が収録されている。アルバム『クイーン』でデビューしたクイーンは、日本で大ブレイクを果たした直後イギリス、ヨーロッパで大きな成功を収めることとなるが、本作には日本でアイドル的な人気を誇っていた輝かしい時代の名曲シングルがぎっしりと詰まっている。

73年7月6日に発売されたシングル「炎のロックン・ロール」から1979年1月26日発売の「ドント・ストップ・ミー・ナウ」(*)まで、収録されるのは今でも世界中で愛される名曲ばかり。“こんな長い曲はラジオでもかけられないしシングルとして絶対売れない”とレーベルとの対立しながらもリリースにこぎつけ、結果本国イギリスで9週連続1位を獲得した、永遠の名曲「ボヘミアン・ラプソディ」も彼ら5枚目のシングルとして勿論収録されている。

これらシングルは世界各国でリリースされた希少なスリーヴを紙ジャケット仕様で復刻されている。シングル「伝説のチャンピオン」では、当時の日本盤シングルのスリーヴが使用されており、更に初12cmCD化音源となる「シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン」も収録。ファン必携のアイテムだ(※『Queen CD Single Box』に8cmCDで収録されていたが、現在は廃盤)。

クイーンのシングルは1999年に発表された「アンダー・プレッシャー(Rah kix)」まで全部で49枚存在する。このシングル・コレクションの第二、第三弾の発売が待ち遠しいところだ。なおこのボックスは完全生産限定品。後悔先に立たず、無くならないうちに早めの購入をお薦めしたい。
(*)発売日は全て、本国イギリスでのオリジナルの発売日

クイーン『シングル・コレクション Vol.1』
完全生産限定盤 CDシングル13枚組 TOCP-70681~93 税込13,000円
2009年1月28日 国内発売
Disc.1 炎のロックン・ロール/サン・アンド・ドーター
Disc.2 輝ける7つの海/シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン
Disc 3 キラー・クイーン/フリック・オブ・ザ・リスト
Disc 4 ナウ・アイム・ヒア/谷間のゆり
Disc 5 ボヘミアン・ラプソディ/アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー
Disc 6 マイ・ベスト・フレンド/'39
Disc 7 愛にすべてを/ホワイト・マン
Disc 8 タイ・ユア・マザー・ダウン/ユー・アンド・アイ
Disc 9 クイーンズ・ファーストEP (懐かしのラヴァー・ボーイ/デス・オン・トゥ・レッグス/テネメント・ファンスター/ホワイト・クイーン)
Disc10 伝説のチャンピオン/ウィ・ウィル・ロック・ユー
Disc11 永遠の翼/シアー・ハート・アタック
Disc12 バイシクル・レース/ファット・ボトムド・ガールズ
Disc13 ドント・ストップ・ミー・ナウ/セヴン・デイズ
◆クイーン・オフィシャルサイト
◆iTunes Store クイーン(※iTunesが開きます)
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