ロバート・プラント&アリソン・クラウス、グラミー賞主要2部門を含む5部門を受賞

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レッド・ツェッペリンのヴォーカリスト、ロバート・プラントが、ブルー・グラス界のディーヴァ、アリソン・クラウスとコラボレーションし全米アルバムチャート2位を獲得して話題を集めたアルバム『レイジング・サンド』(UCCU-1162)から、第51回グラミー賞の主要部門2部門を含む5部門でノミネートされ、そのすべてで受賞するという快挙を達成した。

受賞内容は以下の通り。
★年間最優秀レコード賞(主要部門)
「プリーズ・リード・ザ・レター」
★年間最優秀アルバム賞(主要部門)
『レイジング・サンド』
●ベスト・ポップ・コラボレ-ション・ウィズ・ヴォーカル
「リッチ・ウーマン」
●ベスト・カントリー・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカル
「キリング・ザ・ブルース」
●ベスト・コンテンポラリー・フォーク/アメリカン・アルバム
『レイジング・サンド』

アルバム『レイジング・サンド』は、ロバート・プラントとアリソン・クラウスというまったく音楽的背景が異なる2人の個性を、プロデューサーのTボーン・バーネットが見事なまでに引き出している話題作で、日本では2007年11月にリリースされた。

「今までの自分からは想像すらつかないような作品」とプラント、「驚きと未知の世界でもあり、限りなくロマンティックな作品。人生を賭けても惜しくない経験ができた」とクラウスは語っている。

トム・ウェイツ、ジーン・クラークをはじめ、リトル・ミルトン・キャンベル、メル・テイリス、タウンズ・バン・ザントといったR&B/ブルース/カントリー系ソング・ライターの隠れた名曲に加え、ロバート・プラント/ジミー・ペイジが1998年に発表したアルバム『ウォーキング・イントゥ・クラークスデール』の中の1曲「プリーズ・リード・ザ・レター」もセルフ・カヴァーするなど、幅の広い選曲で構成されている。

ポップ・ミュージックの源流を思わせる、アーバン・ブルース、カントリー、そしてフォーク・ロックが融合しながらも、決して古臭さを感じることのない現代的な魅力を湛えたアルバムである。

レッド・ツェッペリン再結成の話で今世間を賑わせているロバート・プラントの受賞だけに、各方面で論議を呼びそうな出来事である。

『レイジング・サンド』
ロバート・プラント&アリソン・クラウス
UCCU -1162 ¥2,500(tax in)発売中

◆iTunes Store Robert Plant & Alison Krauss(※iTunesが開きます)
◆ユニバーサルミュージック ロバート・プラント&アリソン・クラウス ページ
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