コールドプレイ「ブリットはサイテーの日」

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ブリット・アワーズでダフィーと並び2009年最多の4部門でノミネートされながら、ひとつも受賞することがなかったコールドプレイが、想像通り「サイテーな日だ」との感想を述べた。2008年世界で最も売れたアルバムとなり、グラミー・アワーズでも高い評価を得た彼らだが、なぜか本国では冷遇される形となった。

フロントマンのクリス・マーティンは式の後行なわれたチャリティ・コンサートでこう話したという。「日本から戻って来たばかりで、このザマだ。サイテーな1日だよ、正直言って」

コールドプレイは、最優秀ブリティッシュ・グループ、最優秀ブリティッシュ・ライヴ・アクト、最優秀アルバム(『Viva La Vida Or Death And All His Friends』)、最優秀シングル(「Viva La Vida」)の4部門でノミネートされていた。アルバム部門はダフィーという強力なライバルがおり、シングル部門(ガールズ・アラウドの「The Promise」が受賞)は番組放送中の視聴者からの電話投票で決まるため難しかったのはわかるが、最優秀グループでは有力候補、ライヴ・アクトでもチャンスはあったはずだ。別のアーティストの名が呼ばれるたびにガッカリしていたことだろうが、ブリティッシュ・グループ部門でエルボーが受賞した際は、コールドプレイのメンバー全員が立ち上がりその栄誉を称えていた。

コールドプレイは授賞式後、ザ・キラーズと共にWar Childが主催したチャリティ・コンサートに出演。U2、テイク・ザットのメンバーらがゲスト参加した。

Ako Suzuki, London
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