チャットモンチー、メンバーの母校でサプライズ卒業ライヴ

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2008年は、全国の高校・大学などから学園祭への出演オファーが100校を超え“今一番ライヴに来てほしいロックバンド”となったチャットモンチーが、3月1日(日)、愛媛県立川之江高校(愛媛県四国中央市)で、サプライズ卒業ライヴを行なった。

◆チャットモンチー、メンバーの母校でサプライズ卒業ライヴ~写真編~

これは、彼女たちがレギュラー・パーソナリティーを務めるTOKYO-FMの人気ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』のスペシャル企画 『MY GENERATION(マイジェネレーション)』の一環で行なわれたもの。「卒業生に最高の“思い出ライヴ”をプレゼントしたい!」という在校生や、「思い出に残る卒業式にしたい!」という卒業生ら、全国の中高生から熱い“ライヴ希望!”の応募が殺到し、1月8日~2月6日までの募集期間中の応募総数は、400校を超える勢いだったという。

そんな中から選ばれた1校は、チャットモンチーのドラムス、高橋久美子の母校、愛媛県立川之江高校。「2009年に創立100周年を迎える自分たちの学校に来てほしい! 100周年を締めくくる最後の一大イベントとして、卒業生へ向けてのサプライズ・ライヴを行なってほしい!」という、番組のリスナーである同校の女子学生の応募がきっかけで、その願いを叶える形となった。

卒業を機に、8割は地元愛媛を離れ県外へ進学・就職するという卒業生およそ270名と、その卒業生を送る在校生およそ690名が体育館に集合。「チャットモンチー!」と呼び込む第一声がかき消されるほど、悲鳴にも近い歓喜の声が沸きあがり、生徒たちがステージに詰め寄せた。

人気曲「シャングリラ」から幕を開けたこの日の曲目は、チャットモンチーの3人が今、卒業生へ贈りたい曲として選んだもの。最新曲「Last Love Letter」や、高橋がこの川之江高校在学時の思い出を振り返りながら作った、チャットモンチーの名卒業ソング「サラバ青春」(高橋久美子作詞)、さらにはこれから始まる新しい生活に希望を与えてくれるような「東京ハチミツオーケストラ」ほか、アンコールも含め全7曲を披露した。

1曲目が終わると、生徒たちは一斉に、先輩である高橋に「おかえりー!」と言葉を掛け、それに対し「みんな最高! 川校最高! ホンマにここに戻ってこれて嬉しい。途中、懐かしくて泣きそうになった」と話した。MCでも、高橋は「これからがスタート。出会いも、(進む)道もいっぱいあるので、ステキな人生を歩んでいってください」と卒業生にはなむけの言葉を贈った。

会場には、涙をこらえきれない目でステージを見つめ、手を上げて盛り上がる生徒の姿が溢れた。離れ離れになる友人たちと、3年間の高校時代を振り返りながら、この特別な最後の思い出を心に刻んでいるようだった。ライヴの後は、チャットモンチーのライヴでは恒例の客席をバックにした写真撮影も行なわれ、チャットモンチーも生徒たちも満面の笑みで会場を後にした。

チャットモンチーは、3月4日(水)に、3rdアルバム『告白』をリリース後、4月5日(日)からは初の全国ホール・ツアー<チャットモンチー Hall In Love Tour 2009>を行なう。続けてルーツでもあるライヴハウス・ツアー<チャットモンチー 2009 いま一度ライブハウスを洗濯し申す!ツアー>も開催決定している。

◆チャットモンチーオフィシャル・サイト
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