2008年の10月の発売以来、全国のラジオを中心に反響を呼んでいる樋口了一の「手紙~親愛なる子供たちへ~」。この楽曲が、3月3日に放送される日本テレビ系『誰も知らない泣ける歌』(毎週火曜日21:00~放送)で紹介されることになり、樋口了一が出演、歌唱することがわかった。

この「手紙~」は、一通の差出人不明のポルトガル語で書かれたメールを、樋口の友人が訳し、樋口が曲にしたもの。老いていく親が子供に宛てた手紙という内容で、そのリアリティ溢れる歌詞に「親のことを考えて涙が止まらなくなった」「何度も同じ話を繰り返す親の話を遮ってしまったことを後悔した」というメッセージが数多く寄せられる反面、「聞くのが辛い」というメッセージも寄せられ、あるラジオ局のDJは「聞くのが辛い人もいるかもしれません。そんな人はどうぞボリュームを下げてくださいね」と言ってOAされたこともある曲だ。


樋口了一は「この曲を今聞くことが辛い人もいるかもしれない。でもこの曲を、言葉を必要としている人がいるはず。だからそんな人のもとにこの歌を届けたい」という思いから<ポストマンライブ>という企画を行なっている。

この<ポストマンライブ>は、オフィシャル・ホームページで募集をしており、個人、団体、企業などを問わず誰でも応募できて、「熱いメッセージ」だけが審査基準となっている。審査を通過すると、実際にその場所へ行き、一般家庭の家の中だろうが、お客さんが一人であろうがどんな場所でもライヴを行なうというもの。

そうした活動の中、静かに広がり始めたこの「手紙~親愛なる子供たちへ~」を取り巻く環境が大きく動き始めた。

タクシーのラジオから流れたこの「手紙~」を、たまたま聞いた出版社の人が「心が揺さぶられた」と感銘を受け、すぐにこのCDを大量に買い、社内の編集部スタッフに配って歩き「この曲をなんとか書籍化するんだ!」と号令をかけ、社内の賛同を得て書籍化の企画を通してしまったのだ。

この書籍版「手紙~」は、リアリティ溢れる言葉に印象的な写真がコラボレートした作品として仕上がり、3月4日に全国発売されることになった。作家として、出版業界で実績のない著者の作品としては異例の20000部の初版出荷が決定している。

すでに新聞やテレビで歌詞が全文掲載されたり、読み上げられた後に、多くのブログでこの「手紙~」に関する記事が書かれるなど話題になっている中、3月3日に放送される、日本テレビ系『誰も知らない泣ける歌』に樋口了一が出演し「手紙~親愛なる子供たちへ~」が披露される。

一通の差出人不明のポルトガル語で書かれたメールが日本に届き、歌と本になり、そしてメディアを通じ取り上げられ、まさに日本人の心のポストに届こうとしている。

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◆樋口了一オフィシャル・サイト