U2のボノ、違法ダウンロードは新人アーティストのためにならず

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U2のボノが違法ダウンロードについて物申した。自分たちのような大物はともかく、新人などほかのアーティストが被る損害を懸念しているそうだ。

ボノはこういった違法行為に「ちょっと腹が立つ」と感じながらも、率先してそれを正していこうとは思っていないそうだ。その理由を彼は『USA Today』紙にこう話した。「みんな、俺みたいなのは支払われ過ぎ、肥え過ぎって思ってるだろうから。それは間違ってない。しかし、みんな見落としてるよ。ソングライターがどうやって収入を得てるかってことをね。いまの時代じゃコール・ポーターになれる見込みなんかない」

「リッチなロック・スターはもっと金をなんて言える立場じゃない。でも誰かが、ほかのアーティストたちのために戦うべきだ。クレイジーだよ。音楽が水道水のようになってる。公共のものになっている。怖いことだよ。俺はちょっと腹が立っている」

U2の最新アルバム『No Line On The Horizon』は、米/英で好調なセールスを上げチャートのNo.1に輝いたが、正式なリリース前にネット上で少なくとも44万5000回も違法ダウンロードされたといわれている。

Ako Suzuki, London
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