UKのライヴ市場、CDやダウンロードの売り上げに勝る

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アーティストやソングライターに代わり、ライブやレコーディング物の印税を集めるPerforming Rights Society(PRS)によると、2008年のレコーディング物の総売り上げは8億9600万ポンド(約1254億円)。一方、ライヴ市場では9億400万ポンド(約1265億円)あったと推測されるという。

RPSのチーフ・エコノミストはBBC 6ミュージックにこう話した。「PRSにはライヴ・ミュージックのデータが全てあります。国内のライヴ・パフォーマンス全てとライセンスを結んでいますから。ですから、我々はライヴ市場の値踏みができるわけです」「UKでは、ライヴがレコーディング物に勝ったと言っていいでしょう」

この数字から一概に、人々はCD(ダウンロードも含む)を購入しなくともライヴには足を運んでいるとは言いきれないが、アルバムを売るよりライヴを多くこなしたほうがお金になるというミュージシャンがいるのは確かだろう。

Ako Suzuki, London

※UKの音楽シーンと同様、日本においてもCDが売れないと嘆く音楽業界にあって、ライヴやイベントなどは大きな集客力があり、チケット入手困難な状況も多々発生する。フェスなどの盛り上がりはご存知の通り。UKも日本も現代生活におけるオーディエンスの音楽状況は似ているのかもしれない。(編集部追記)
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