SEAMO、代々木体育館を大合唱で揺らす

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SEAMOが全国ツアー<SEAMO SCRAP & BUILD TOUR~全国天狗ビル建設物語~>東京公演を、3月17日(火)国立代々木競技場第一体育館にて行なった。

全国16ヵ所17公演の今ツアー、国立代々木競技場第一体育館はHIP HOPソロアーティストとしては初の単独公演にあたるものだ。

7,000名を動員した会場には、アルバムタイトル『SCRAP & BUILD』の“壊してまた創る”をモチーフに、ロビーでのツアーグッズの展示方法やツアースタッフの衣装、そしてステージセット等のイメージを統一し、会場全体で『SCRAP & BUILD』のコンセプトが貫かれていた。

前ツアーでも大好評だった開場中のSEAMO本人出演によるビデオ上映もバージョン・アップし、開演前に会場も十分に暖まる。会場内に設置されたビジョンでのご当地紹介、爆笑スタッフ紹介と会場内のボルテージがガンガンあがっていく中、いよいよSEAMOが登場すると場内からは大歓声が上がった。1曲目は所属事務所の住所をひたすら叫ぶ曲「tbp」を披露し、更に立て続けにアルバム収録曲を披露し会場を縦横無尽に駆け回るSEAMO。「代々木体育館!こんなバカでかい会場は初めてです!心配しましたけど、全然心配はいりませんでした。今日は皆さん楽しんで下さい!」と話すと会場に割れんばかりの拍手が巻き起こった。

今回のライヴも随所にVTRを散りばめひとつのストーリーを完成させていく内容となっており、ライヴ中盤では女性ゲストが続けて登場。「Kiss kiss Kiss」にはAZUとyukakoが、AZUとは続けて名曲「心の声」も披露、さらにAYUSE KOZUEが登場し「Honey Honey」を披露した。「Girl Is Mine」には盟友であるCRYSTAL BOY(nobodyknows+)が今ツアーで初めてステージに登場し、SEAMOと絶妙な掛け合いを魅せた。

ライヴ終盤の「ルパン・ザ・ファイヤー」、大ヒット曲「マタアイマショウ」では初めてアコースティックギターがフィーチャーされ、アリーナもスタンドも関係なく体育館全体が大合唱となって会場が揺れる。そして迎えた最後の曲、SEAMOはMCで「今日は本当にありがとうございます、今日まで諦めずコツコツ活動を続けてきて代々木第一体育館なんていう大きな会場でライブをすることができました。みんなの中にも今苦しい思いをしている人、夢を実現させようとしてがんばっている人とか色んな人がいると思います、今日はそんな皆さん、僕と約束してください“続ける、諦めない”ということを!」と呼びかけると会場からはこの日一番の歓声が上がり「Continue」が披露された。クラシックの名曲「威風堂々」をサンプリングしたこの楽曲にはストリングス隊も登場し、楽曲の世界観を見事に表現、会場からは手拍子も加わり正に代々木第一体育館全体がひとつになった瞬間であり、涙する観客や一緒に歌う観客の姿も多数見られた。

アンコールでも地元名古屋から盟友HOME MADE 家族のMCであるMICROとKUROの2名がゲストとして登場し「Do It!」を披露、約2時間半の涙あり笑いありの極上エンタテインメントライヴは、SEAMOの歴史がぎゅっと詰まったメッセージソング「Cry Baby」で幕を閉じた。

ツアーファイナルは地元、愛知県名古屋市の日本ガイシホールで3月22日(日)に行なわれる。

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