往年のアイドルのオーラをも醸し出す、真野恵里菜

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あの、“まのえり” こと真野恵里菜がシングル「乙女の祈り」でメジャーデビューを果たした。

◆真野恵里菜の最新フォトアルバム

“あの”と言われて“どの?”と思う人もいることだろう。ペンケースの中のペンの向きが一緒じゃないとイヤという几帳面さを持つ割りに、CDやDVDはパッケージと中身が違うことがよくあるという、あの“まのえり”であり、お風呂上りのストレッチを日課として欠かさない“まのえり”であり、無人島に持っていくものを訊ねられたら“マッチ、お米、水”と答える、意外に現実的な面を持っている“まのえり”なのだが、ご存知ない人のために簡単に彼女のことを紹介しよう。

真野恵里菜は、1991年4月11日生まれの、もうすぐ18歳。2006年にハロプロエッグに加入し、さらに2007年8月22日に、ハロー!プロジェクトのフットサルチーム、Gatas Brilhantes H.P.の選抜メンバーから構成される音楽ユニット、音楽ガッタスのメンバーとして、シングル「鳴り始めた恋のBELL」でCDデビューをはたす。読者の中で覚えている方もいるかもしれないが、ハロー!プロジェクトのコンサート以外で彼女たちが初めて歌を披露した<ありがとう!お台場10周年ザ・冒険王2007>で、イベント終了後にBARKSがメンバーへインタビューした際、最もしっかりしたコメントを残してくれた彼女こそが真野恵里菜だ。

そんな“まのえり”。これまでに「マノピアノ」「ラッキーオーラ」「ラララ-ソソソ」と3枚のソロシングルをインディーズでリリースしている。作曲はすべてKANが担当し、ライヴでは真野はピアノを弾き語りするというスタイルで、多くのアイドルファンから注目を集め続けているのだ。

メジャーデビューシングル「乙女の祈り」は、作詞には、アイドル全盛期に松田聖子、早見優、堀ちえみなどの楽曲で音楽シーンを席巻した三浦徳子。作曲はインディーズから続いてのKAN、さらにたいせいがアレンジを行なっている。KAN曰く、“私が一生懸命テレビを見ていた1970年代のアイドルは昨今のそれよりももっともっとフワフワでカヨワくハカナゲでした。真野さんの存在は私たち世代の甘酸っぱい思春期へのノスタルジーに満ち満ちています。そんな故き善きアイドル像をひたすら守る姿勢でインディーズからの楽曲を作ってきました”とのこと。いわば、アイドル全盛の時代の、あの永遠のアイドル像を現代に継承する存在がいるとするならば、それが真野恵里菜なのだ。

マイナー調で甘酸っぱい切なさと、真野ちゃんのピュアな歌声が耳に残る「乙女の祈り」。そして“KAN節”ともいえるエスプリの効いたメロディーが散りばめられた「水色想い」。ともにジャケットの制服姿の“まのえり”の、そのままの姿が見事に表現されている楽曲。確かに70年代、80年代女性アイドルにはあった(そして今は失われつつある)、純粋で、透明で、隣りの女の子では持ち合わせていない華やかさやオーラが伝わってくる。

4月から放送開始となるTBSのネットドラマ『恋する星座』では、1人12役という超難解な役にも挑戦する“まのえり”。宮崎あおい、堀北真希、黒川芽以、夏帆、多部未華子、北乃きいといった若手女優のブレイクにも大きく関わった、BS-iのドラマプロデューサー丹羽多聞アンドリウ氏が、“本物を見つけた”と自身のブログで絶賛するなど、業界内からの注目度はバツグンに高い。

アイドル黄金期のオーラすらも持ち合わせる真野恵里菜が、2009年、最も注目すべき存在なのは言うまでもない。“まのえり”というワード、ぜひ覚えておいていただきたい。

◆真野恵里菜からのコメント映像
◆iTunes Store 真野恵里菜(※iTunesが開きます)
◆ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト
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