スタインバーグ「Cubase5」がボーカル編集・ピッチ修正機能を搭載して登場

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独スタインバーグが開発した音楽制作用デジタル・オーディオ・ワークステーション(以下DAW)ソフトウェアの最新フラッグシップモデル『Cubase 5』、中級モデル『Cubase Studio 5』がヤマハよりリリースされた。約2年ぶりとなった今回のバージョンアップ。目玉となる統合されたボーカル編集とピッチ修正ツールをはじめ多くの機能が追加されており、話題の製品になることは間違いないだろう。

まずは目玉機能を紹介しておこう。ボーカル編集のVariAudio(Cubase 5のみ)は、サンプルエディタに新搭載された機能。ボーカルなどのソロパートのメロディラインを分析し、一音一音の音声を音程単位で表示、解析された各音程のピッチ修正や音価の調節が行える。ピッチ修正ツールのPitch Correctはヤマハから発売されていたプラグイン「Pitch Fix」をCubase用に最適化したもの。ボーカルなどのソロパートに対して自動またはMIDIを使った音程コントロールが行えるVST3プラグインエフェクトとなっている。

ミキシング関連では待望のコンボリューションリバーブの搭載が光る(Cubase 5のみ)。

コンボリューションリバーブ「REVerence」は、空間の音響特性を「サンプリング」するコンボリューション技術を採用したVST3対応リバーブ・プラグイン。世界有数のスタジオ、アリーナ、スタジアムでサンプリングされた70種類以上のインパルスレスポンスを付属。また、インパルスレスポンスのインポートにも対応する。

リミックス、ダンスミュージックのクリエイターは、ビート作成のための新しいプラグインとインストゥルメントに注目だ。

「LoopMash」(Cubase 5)は、複数のループ素材からオリジナリティ溢れるバリエーションを生成するクリエイティブツール(VST3インストゥルメント)。30種類以上のプリセットが付属する。

「Groove Agent ONE」は40種類以上のプリセットキットを標準搭載したVST3ドラム音源。サンプルファイルのインポートによるオリジナルキット作成も可能。また、MPCファイルのインポートにも対応。Cubaseのドラムエディタや新搭載のBeat Designerと組み合わせて素早くドラムトラックを作り出すことができる。

「Beat Designer」はリズムトラックを視覚的に編集できるMIDIプラグイン形式のステップ入力ツール。従来のリズムシーケンス画面よりもわかりやすいのがウリ。

MIDI打ち込み派には、「VST Expression」機能がありがたいだろう。バイオリンのボウイングやピチカートなど複数のアーティキュレーション(奏法表現)を搭載した音源のコントロールをキーエディタおよびスコアエディタから視覚的にわかりやすく操作することができる。また、オリジナルのアーティキュレーションを設定できるエディターも搭載される。

このほか、Windows Vista 64bit版へのフル対応するほか、Windows Vistaの最新のオーディオドライバーテクノロジー“WASAPI”にも対応。オンボードのオーディオデバイスを使用している場合でもこれまで以上に低いレイテンシーで作業することができるという。

◆スタインバーグ Cubase 5
Cubase 5:オープンプライス
Cubase Studio 5:オープンプライス

◆動作環境
●Windows
OS:Windows XP Professional(SP2以降)/ WindowsXP Home Edition(SP2以降)/ Windows Vista(32/64bit版対応)
CPU:Pentium / Athron 2 GHz 以上(Dual Coreプロセッサー推奨)
メモリ:1GB以上
●Mac
OS:Mac OS X 10. 5.5
CPU:Power PC G5(Intel Core Duo 以上を推奨)
メモリ:1GB以上

◆スタインバーグ オフィシャルサイト
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