I've、歌姫5人の新曲と出演映画が詰め込まれた設立10周年記念のCD BOXリリース大特集

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北海道・札幌の音楽集団I've 設立10周年記念のCD BOXリリース特集

5人の歌姫による対談 I've歌姫座談会

圧倒的な歌唱でI'veを盛り上げる 5人の歌姫のぶっちゃけトーク あんな話、こんな話、そんな話

こんなレアな座談会が今までにあっただろうか。今回お届けするのは、KOTOKO、MELL、川田まみ、詩月カオリ、そして島みやえい子という、I've歌姫5人が揃った奇跡の座談会だ。昔のI'veの話から、1月2日に行われたI've武道館公演の舞台裏、さらには『I've Sound 10th Anniversary 「Departed to the future」Special CD BOX』に収録されたPV撮影のビックリ裏話まで、普通じゃ絶対に聞けない貴重なエピソード満載。

取材・文●冨田明宏

川田まみ

――遂に我々取材陣も札幌のファクトリー・レコードまで来てしまいました。

MELL:いらっしゃいませー!ようこそ、I'veまでお越しくださいました(笑)。

――やっぱり、みなさんが揃うと華やかですねー。

川田まみ(以下、川田):なんだか、夜のお店みたいじゃないですか(一同笑)?

島みやえい子(以下、島みや):やっぱりMELLさんがママだよね?

――改めまして、今回は前代未聞の歌姫5人揃い踏み座談会!ということで、思う存分話してもらいたいと思っています。こうやってみなさんで揃うのって、事務所でも珍しいんですか?

KOTOKO

KOTOKO:珍しいかも。でも1月2日に武道館があったから、記憶には新しいですね

――今はすごく綺麗な事務所ですが、MELLさんや島みやさん、KOTOKOさんが知っている昔の事務所は、また全然違ったんですよね?

KOTOKO:怖かったですからね(苦笑)。怖かったというか、不気味というか……まさかスタジオとは思えないような環境でしたよ。高瀬さんも金髪で長髪で、なんだか怖かったし。

島みや:高瀬さんも、今と違って太ってたしね。

MELL:みんな手作りでスタジオを作っていましたからね。トイレだと思ってドアを開けると、そこがボーカルブースなんですよ(笑)。真っ暗で、すごく怖かったなぁ。

島みやえい子

島みや:吸音材の代わりに卵のパックが壁一杯に貼ってあったり。懐かしいですね。

川田:私とカオリンは、ここの新しい事務所になってからです。

詩月カオリ(以下、詩月):そうですね。

島みや:昔は秘密のアジトみたいだったんだよー(笑)。

――先日KOTOKOさんに聞いたのですが、本年1月に行われたI've武道館公演の前に、みなさんが自主的に集まって個人練習をしたらしいですね。改めてみなさんは仲が良いなぁと思いました。

KOTOKO:仲は良いんですけど、あれはちょっと事情が違って。

MELL

詩月:映画『Departed to the future』の主題歌「HYDIAN WAY」の自主練習をしたんですけど、その時初めてちゃんと練習したみたいなものだったんですよ。

島みや:もう、最終リハーサルも全部終わった後でね?

川田:確か、本番の4日前とかですよね?

KOTOKO:そうそう。最後のリハーサルを終えた段階で、みんなの中で「これはマズい!」という思いがあって。

MELL:本当に5人がバラバラで、「これはお客様にお見せできないぞ!」みたいな感じで。

島みや:だから、みんなそれぞれが自主的に集まるような感じで「練習しよう」って。

詩月カオリ

KOTOKO:練習を始めてみると、みんな自分のミスに気付かないから、すぐに人のせいにするんですよ(笑)。

川田:カオリンなんて、自信満々で間違えてたもんね?

詩月:全然違うところを歌ってました(苦笑)。

――あのステージの裏には、そんな苦労があったんですね。

島みや:もう、思いだすのも嫌です(一同笑)。武道館公演の直前まで自分のライヴがあったので、練習時間がちっともなくて。本当に大変だったんですよ。みんなに迷惑かけたくない一心で、歯をくいしばって乗り越えました。

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