チンタイガー、あの“ゆるキャラ”がBARKS編集部にあらわる

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地方自治体や観光協会などが町・村おこしなどのために生み出したキャラクター“ゆるキャラ”。観光地で観光客を出迎えてくれたり、特産品フェアーなどでお客さんの応対をしたり、はたまたいろいろなイベントで歌ったり踊ったりと日本国中を跳梁跋扈し、目にする機会が異常なほど増えたキャラクターたちだ。

滋賀県彦根市の“ひこにゃん”の人気がきっかけとなり、広島県の“ブンカッキー”、東京都杉並区の“なみすけ”などが異常な人気に。そして奈良県では“せんとくん”と“まんとくん”がその正統性を争って相まみえたのは記憶に新しい。識者は「どっちでもいいし、どうでもいい」と至極真っ当な感想を漏らし、この争いは失笑を買って終結したのだが。

ともあれ、いまや“ゆるキャラ”は町おこしキャラだけではなく、テレビCMなどにも進出し、様々な商品とコラボレーション。見ない日はない、と言っても良いくらいに、日常に欠かせない存在となっている。

そこで、チンタイガーだ。ご存知、週間CHINTAIのキャラクターとしてCMに出演している青い虎。「♪お部屋探しはチンタイガー」と歌う小林麻央ちゃんの隣で可愛らしく踊っているかと思えば、エサを与えられると、一瞬にして目を吊り上げて吼えてしまうという激しいギャップが話題になり、CMキャラのなかでもダントツの人気を誇る“ゆるキャラ”なのである。

この人気に目をつけたのがビクターエンタテインメント。なんと、このチンタイガーを歌手デビューさせるという信じがたい暴挙に出た。ジョンジョリーナ・アリーやCOSMETICSを大プッシュするビクターエンタテインメント、さすがだ。そういえば、みうらじゅん作詞の「ゆるキャラ音頭(歌:橋幸夫)」をリリースしたのもココだった。

さて、チンタイガーの歌手デビューなのであるが、タイトルは「チンタイガー・CMソング」(通称:チンタイガーのテーマ)。4月29日より着うた(R)主要携帯配信サイトで配信限定でリリースされる。なんともユルーい歌詞と雰囲気の脱力ソングだ。5月13日(土)にはトランスバージョンも配信が開始される。トラだけにトランス…ということか?

そのチンタイガーがデビュー・プロモーション活動として、4月28日、ゴールデンウィーク真っ只中の昼下がり、BARKS編集部を訪問した。ノタノタと素朴な表情で編集部を練り歩き、持ってきたおみやげ(その名もチンタイヤキ)を編集部員に手渡してくれた。そしてニュースなどを真剣に書いている編集部員にちょっかいを出したり、記念写真や握手に気軽に応じたりしながら、終始なごやかな雰囲気で楽しいひと時を過ごしたのだった。

◆「チンタイガーがBARKSにやってきた」映像

「チンタイ」と言われると興奮して野生の血が騒ぎ出し、思わず「ガ~」と唸って怖い表情に豹変するのがクセらしいのだが、その豹変した表情になっても、「カワイイー」と女性編集部員から黄色い声が飛び、とっても恥ずかしそうなチンタイガーでありました。

さてさて、いきなりメジャーデビューしてしまうチンタイガー。彼の行く手にどんな困難が待ち受けているのか誰にもわからない。しかし、“ゆるキャラ”としてデビューという快挙を成し遂げた彼には恐れるものはない。この歌が日本中で口ずさまれる日まで、その並々ならぬ意志と情熱で頑張ってほしいものだ。虎としてのアイデンティティーは、このさい放っておいてね。

「チンタイガー・CMソング」
4月29日(水)配信開始
着うた(R)主要携帯配信サイトにて
◆ビクターエンタテインメント
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