ジェット、充実の新作『シャカ・ロック』完成

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ジェットの新作『Shaka Rock(シャカ・ロック)』が日本先行8月19日に、米8月25日にリリースされることがわかった。ジェットのマネージメントが持つレーベルFive Seven Music傘下に、自身のレーベルReal Horrorshow Recordsを新設し、EMIから発売されることとなった。

これまでジェット作品はAtlantic/Warnerからリリースされていたものの、実は本国オーストラリアではEMIが発売していた。今回、2003年オーストラリア・デビュー時のヒットに関わった主要メンバーによりジェットが再集結、充実の作品は、鉄壁の環境から世にリリースされることとなる。

ジェットの所属するEleven Seven Music Groupは、バックチェリーやモトリー・クルーらを擁するロック大手だが、そのレーベル部門Five Seven Musicも、2008年米Mediabaseで「No.1 independent Rock Label」、2008年米FMQB誌でも「Rock Label Of The Year」を受賞している最大手レーベルのひとつ。その設立者であり、CEO、そしてバンドのマネージャーも担当する業界の重鎮アレン・コヴァック(Allen Kovac)は、「ジェットは境界線を超えるバンドであり、人を惹きつけて止まない音楽とその存在感により、偉大なる功績を残し現代に至る数少ないアーティスト」と評価、世界にいるEMIスタッフと共に、『シャカ・ロック』でFive Seven Musicのスタートをきることは感慨深いとコメントを残している。

ジェットの中心メンバーであるクリス・セスター(D、Vo)は、「バンドはあらゆる面で『シャカ・ロック』に満足しているし、新たな環境で100%自分たちが主導となったことを嬉しく思っているよ。レーベル、アレンやFive Sevenにいる彼のチーム、そして世界のEMIと協力してのリリースは、最強以外の何物でもない。アルバム制作は常に一度限りの精神で取り組んできたし、リリースを目前にした今も変わらない」と自信に満ち溢れたバンドコンディションが見て取れる。

ロックの正統を現代に伝えるバンドであるジェットは、2003年のデビュー・アルバム『ゲット・ボーン』で、世界で400万枚のセールスをたたき出し、2000年代世界的に最も成功したオーストラリアのアーティストのひとつとなったが、そんな過去のヒット作に引けをとらないのが、新作『シャカ・ロック』だ。彼らの原点である手付かずの荒削り感と洗練さ、そしてメロディーのよさ。カリスマ性とクラシック・ロックのエネルギーを備え、絶妙なパンク・フィーリングとコンテンポラリーな才能が付加されたサウンドは、すでにJET'N'ROLLとも呼ぶべきシンプルながら彼らならではのサウンド美学に満ちている。すでに、アルバムから「K.I.A.(Killed In Action)」のビデオがネットに公開されており、世界的にプッシュされるリード・トラック「She's A Genius(シーズ・ア・ジーニアス)」も、7月上旬よりオンエア開始となる予定だ。

アルバムリリースを目前にしながら、7月25日にはFUJI ROCK FESTIVAL '09のグリーンステージに彼らは現れる。当然ながら『シャカ・ロック』からの新曲を生で味わえるチャンスになるだろう。新旧含め、最も充実した状況下でのパフォーマンス、伝説のステージングを期待してよさそうだ。

◆ジェット・オフィシャルサイト
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