忌野清志郎考案による<個展 忌野清志郎の世界>開催

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5月2日にがん性リンパ管症のため、わずか58歳でこの世を去った忌野清志郎が生前に考案していた<個展 忌野清志郎の世界>が、8月22日(土)~9月13日(日)の期間、ラフォーレミュージアム原宿にて開催されることが決定した。

RCサクセションとしてデビュー以来、数々のヒット曲を生み出し、ロック・ミュージシャンとして多くの人から愛されていた清志郎は、一方で環境をテーマにした『ブーアの森』(TOKYO FM出版)や、父と子の固い絆を描いた『おとうさんの絵』(マガジンハウス)など、自らが手掛けた絵本を出版。高校時代に美術室に出入りし、一時は本気で美術の道に進もうかと考えていた彼は、音楽で成功してからも個展の実現を強く切望し、油彩やイラスト、スケッチなどを描き続けていた。1972年にリリースしたシングル「ぼくの好きな先生」のモデルが美術の先生だというエピソードは、あまりにも有名だ。

個展の開催を心から楽しみにしていた清志郎の意思を引き継ぎ、今回、本人が考案したタイトルをそのままに、ロックな清志郎、ド派手な清志郎、過激な清志郎、温かい清志郎…そんな“忌野清志郎の世界”すべてを再現しようと、個展の開催が決定した。

<個展 忌野清志郎の世界>では、清志郎が描きためていた油彩、絵本の原画、イラスト、スケッチなど、未発表作を含む数多くの作品を展示するほか、著名なフォトグラファーが撮影した忌野清志郎のポートレイト、愛用の自転車やヘルメットなどの私物、LPジャケット、ステージ衣装、ファンクラブ会報誌などを一堂に展示する。展覧会限定の希少性の高い秘蔵映像の公開も予定しているという。

また、展示絵画作品などを網羅した作品集がぴあより刊行されるほか、会場では新作のグッズ販売も行なわれる。ポスターやフライヤーなど印刷物のデザインは、一緒に仕事をしたいとオファーを受けていた横尾忠則氏が手掛ける。

ロックと絵画とファンと愛し合った清志郎の世界が、この夏、明かされる。

<個展 忌野清志郎の世界>@ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
2009年8月22日(土)~9月13日(日)
11:00~20:00
入場料:一般700円 学生500円
※忌野清志郎ふぁんくらぶっ会員は100円割引
※小学生以下およびラフォーレカード会員は無料
[問]ラフォーレ原宿 03-3475-0411

◆ラフォーレ原宿ホームページ
◆忌野清志郎オフィシャルサイト
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