マイケル・ジャクソン追悼式、インターネットの歴史を変える?

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英国営放送BBC2で放送されたマイケル・ジャクソンの追悼式は、最高時520万(平均450万)の人々が視聴したという。生中継で放送したチャンネル5は100万人以上、Sky Newsの番組も同様の視聴者を得たという。この数字は、2003年にイラク戦争が勃発したときに次ぐ最高視聴率だそうだ。

アメリカでは3,100万以上の人々が追悼式の中継を見たといわれている。これは葬儀としては、ダイアナ妃(3,325万人)に次ぐ数字となる。

また追悼式はテレビだけでなくネットでも生中継されたが、その期間、世界的なインターネット通信量は通常より33%増加したという。

インターネット・ニュース・サイトMashableの編集者は、「ウェブにおいて最大級のイベントの1つとなった」とBBCに話している。「ウェブはTVと違い、さまざまな視点からこの式典を流すことができた。これは、ターニング・ポイント以上のものだ。ユーザーに複数の視点を与えただけでなく、視聴者に終わるだけでなくプロデューサーになるチャンスも与えた。Staples Centerから携帯電話を利用し(式典を)録画し、世界に発信している人々がたくさんいた」

世界のネット通信量の20%を取り仕切っているといわれるアカマイ社によると、追悼式が始まった直後、1分間で400万人近くがアクセス。これは同社のネットワークで2番目の記録だという。これまでで最多のアクセス数を記録したのは6月25日、マイケルが亡くなったニュースが流れたときで、1分間に420万人以上のアクセスがあったそうだ。

このネット上での莫大な映像更新/アクセス数に「ウェブがテレビに勝った」と評する人もいるが、専門家は「追悼式を自分たちのカメラを使用して撮影したサイトは知らない。(映像を)ウェブで見られたかもしれないが、その出所はテレビ局だ」と異議を唱えている。

Ako Suzuki, London
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